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『心が壊れる「ゲーム依存」からどう立ち直るのか』Vol.161
監修:樋口 進
出版社:ミネルヴァ書房
発行年月日:2023年12月20日
こんにちは、Side&bisです。
A4サイズで、ちょっと大きめ、教科書っぽい外見ですが、
医療に関わる方以外の、依存症のことを知りたい方、
勉強したい方にも分かりやすい本だと思います。
勿論、監修にあたっておられる樋口先生は、沢山の依存症
に関連する著書も出されておられますが、今回、ゲーム
依存について、現在の社会情勢も踏まえた内容になって
います。
なぜ人はゲームにはまってしまうのか?はまりやすくして
しまうための、ゲーム生産企業の工夫が書かれてあり、
脳がゲームにはまってしまう時の、脳の中の状態や、メカニズム
についても、イラストや脳内の画像なども挿入されていて
見やすくなっています。
特にカラーページなので、普段見慣れない方でも脳の画像に
カラー表示してあって分かりやすいです。
また、ゲーム依存と精神疾患との関連性、合併しやすい精神
疾患として、ADHD(注意欠如・だ同省)、気分変調症、
社交恐怖症、双極性感情障害、適応障害、うつ病など、様々な
精神疾患との関係性についても書かれてあり、特にお子さんの
年齢で、身体も出来上がっていない、脳も安定していない成長期
であるほど、周りの大人の配慮の仕方も必要で、ペアレント
トレーニングという方法についての解説や詳しい入手情報先も
解説されています。同時に、ご家族自身の勉強の場についての
重要性が書かれてあります。
そして、ゲーム依存症を抱えるご本人の治療方法について入院
治療、外来治療でどんなことをするか?についても最後の章
で書かれてあります。
この本の読みやすさは、先ほど言いました様に、カラーで、
イラストや画像が見やすいこと、そして、これまでの著書では、
あまり深く触れておられなかった部分にも丁寧に解説が及んで
いる事だと思います。
依存症の本はもう何冊も読んだと思われている方でも、この
本は更に、深堀してあると思いますので、是非手に取ってみて
下さい。
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「分かっちゃいるけど止められない!」
お酒やギャンブルに依存しているのでは?と
思った事はありませんか?
また、ご家族の中で依存症では?と不安になられている
ことはありませんか?
医療法人せのがわ では、専門のスタッフが、ご本人や
ご家族のお話を伺い、個人にあった依存症の治療プログ
ラムを行っています。
アルコール・ギャンブル依存・ゲーム依存についてのご相談は
よこがわ駅前クリニックまで、お問い合わせ下さい。
https://senogawa.jp/yokogawa/
アルコール・薬物依存・ゲーム依存についてのご相談は、
瀬野川病院まで、お問い合わせ下さい。
https://senogawa.jp/senogawa/
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