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  • 『PEAK PERFORMANCE 最強の成長術』Vol.158

著者:ブラッド・スタルバーグ
スティーブ・マグネス
翻訳:福井久美子
発行年月日:2017年11月22日
出版社:ダイヤモンド社

 

アスリートが筋力をつけるとき、一番効果的な方法は、
身体に負荷をかけた後、休息をする(或いは軽いトレ
ーニングにする)ことで、前よりタフな体になる。
という事が分かっているそうです。これは、心にも言
える事で、ストレスを受けた後で、前より更に強くなる。

こんな話を聞いたら、ストレスや体への負荷は悪いもの
ではないなと思います。

身体の中で起こっている仕組みとしては、これは、スト
レスに適応する時に、コチゾールと呼ばれるホルモンと
、炎症性蛋白質が活性化され、身体が脈拍や、血圧をあ
げ、運動機能を増幅させるという事が、身体の中で起こ
っているそうです。

これまでも、「やり抜く力」等の本でも紹介していまし
たが、ひとつ上のステップに上がる時の脳の仕組みとし
ては、諦めない事が前提に挙げられます。

また、アンダース・エリクソンの研究で、音大の学生で
バイオリンを先行している学生を対象に1週間の練習時
間を調べたところ、全員50時間の練習時間には相違なか
ったのですが、その中で、より優れた演奏者は、意図的
な練習をしていたというのが分かったそうです。

この本には、心にも身体にも負荷をかけた後、更に強く
なるために、著名な音楽家や作家がやっている事が幾つ
か書かれてあります。1つは、シングルタスクに集中す
るという事があります。シングルタスクを行う事で、1つ
の物事そのものが高いレベルで出来るだけでなく、記憶
力や必要なものを見分ける力にも影響するようです。

また、こういったパフォーマンスを上げる上で、必ず出
て来るのが睡眠です。睡眠に関しては、8時間寝ないとい
けないとか、早寝早起きとか言われますが、ここでは、
夜型、朝型のタイプがあるので、何時間、いつ寝るのが
いいということではなく、眠りの質を上げるために、
就寝の4時間前からブルーライト(スマホやデジタルデ
バイスによる)はカットすることについては、言及さ
れています。

睡眠の話で言うと、大谷翔平選手は、睡眠時間の管理
は厳しくしているという事をメディアで見ましたが、
この本でも優秀なアスリートの日常生活を比較して、
一致していたのは睡眠を優先させることだったそう
です。一流だから寝るのではなく、寝るから一流だ
とも解釈されるくらい睡眠の重要さに改めて気づか
されます。

本の中では、幾つかの研究事例を挙げながら、ある
行動を取る事、ある考え方を持つことが、ホルモン
や脳の神経伝達物質にいかに影響を与え、最終的に
はパフォーマンスを上げて行くかの仕組みが書かれ
てある本です。やっている事を成就させるために、
何が必要なのか、知りたい方は、是非参考にしてみ
て下さい。

 

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