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  • 『スマホゲーム依存症』Vol.157

著者:樋口進
発行年月日:2019年2月27日
出版社:内外出版社

 

ゲームが1989年に任天堂からゲームボーイが
発売された当時、爆発的な人気だったにも関
わらず、ゲーム依存という言葉はなかったと
思います。ゲーム依存はオンラインのゲーム
が発売されてからの現象だそうです。

また、この現象には続きがあって、小学生や
中学生の子供たちだけが陥るものではなく、
30代、40代の働き盛り、中には60代以降の
ゲーム依存も増えているとの事で、必ずしも
子供の世代だけが抱える現象ではないという
事が言われています。

働き盛りの世代の大人がオンラインのゲーム
に依存した場合のリスクは高く、家族全員の
生活に影響してくる大きな問題になってきま
す。

ゲームに依存しているかどうか?については、
様々なチェクリストが出ているようですが、
筆者は信頼性の高いWHOから出されている
インターネットゲーム障害テスト(IGDT-10)
を勧めています。

ゲームに依存する事で、脳の本能や感情を司
る大脳辺縁系と社会性や理性を司る前頭前野
のそれぞれの機能のバランスが失われている
ことや、本来備わっている、意欲や快楽、運
動機能に影響するドーパミンの受容体の変化
など、この本では、ゲームに依存する事で脳
の正常な機能が損なわれる過程をが詳しく書
かれてあります。

また、依存から立ち直るための回復について
も認知行動療法を中心とした回復手段の解説
もされています。

少し古い文献ですので、現在と少し状況が変
わっている所もありますが、脳の機能や回復
手段については、とても分かりやすく書かれ
てある本です。

趣味の範疇なのか、依存なのか?チェックリ
ストを用いて、確認されるのもいいと思いま
す。

 

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「分かっちゃいるけど止められない!」
お酒やギャンブルに依存しているのでは?と
思った事はありませんか?

また、ご家族の中で依存症では?と不安になられている
ことはありませんか?

医療法人せのがわ では、専門のスタッフが、ご本人や
ご家族のお話を伺い、個人にあった依存症の治療プログ
ラムを行っています。

アルコール・ギャンブル依存・ゲーム依存についてのご相談は
よこがわ駅前クリニックまで、お問い合わせ下さい。
https://senogawa.jp/yokogawa/

アルコール・薬物依存・ゲーム依存についてのご相談は、
瀬野川病院まで、お問い合わせ下さい。
https://senogawa.jp/senogawa/
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