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  • 『居場所』Vol.150

著者:大﨑洋
発行年月日:2023年3月19日
出版社:サンマーク出版

 

日本で知らない人はいない、お笑い界の大企業、
よしもと興業の会長と聞くと、すごいビジネス書か、
或いはマネージメントのHOWTO本か?など思う方
もいるかもしれませんが、重すぎず、軽すぎず、
押し付けがましくない、読みやすい内容です。

著者はまだ売れてなかったダウンタウンと共に
お笑い界を走ってきたということで、本書の中
には、著者自身のことだけでなく、ダウンタウン
の若かりし頃の色々なエピソードも書かれている。
もちろん、記憶に新しい、芸人闇営業問題の件に
ついても詳しく触れてあります。

多分、今だから、話せるエピソードなんだろうな
という事も伺える程、良い面だけではなくて、ど
ちらかというと輝かしい業界に見える、裏側の
苦悩、辛さ、情けなさなども・・・

ただ、この本のタイトルは「居場所」最近よく耳
にする言葉です。定年退職後の居場所、不登校児
の居場所、若者の居場所等など色々な場面で耳に
することがあります。居場所を探している人と聞
くと、社会との接触が中断してしまっている、
孤立した人という印象がありますが、著者は、
仕事につき、皆から頼りにもされ、仲間もいた。
それでも、自分では人付き合いに難しさを感じ、
なるべく孤立することを選ぶような性格もあって、
仕事をしながらでも随分苦しい思いをしていたと
いうことが書かれてあります。

そして、頑張りすぎは、禁物だよということを
自分の体験を通じて伝えてくれている一方で、
うまく頑張りすぎないようにするための力のぬき
方や、逃げ道と戻り道などを教えてくれているの
が、この本の優しいところだと思います。

そのほか、友達、仲間についても、無理に作ろう
としない、偶然に任せる、共通点があれば、どこ
かで繋がり合えるという考え方など著者の感じて
いることや考え方は、すごく自然体で、とても
親近感が湧きます。

この本からは、居場所というのは、単なる足を
はこぶ場所というだけでなく、心の拠り所でも
あるということを教えてもらいました。

 

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