『不安な時代に踏み出すための「だったらこうしてみたら？」』Vol.135

著者：植松努
発行年月日：2022年1月19日
出版社：株式会社PHP研究社

 

 

こんにちは！Side&bisです。
今回ご紹介する本は、小学生のお子さんからでも
読めるように著者に投げかけられた質問に対して
答える、Q&A方式の構成になっています。

ただ、著者は教育者でもなく、医師でもなく、
心理士などの仕事をしている人ではありません。
著者は、北海道にある株式会社植松電機という会社
の社長さんです。その会社は、リサイクル用のマグ
ネットを製作する工場です。しかし、植松さんは、
小さい頃からロケットや飛行機が大好きで、勉強は
そっちのけで、ロケットのことばかり調べていたそ
うです。そんな姿を見て、当時の学校の先生は、
「そんなことせずに勉強しろ」「ロケットなんて、
東大にも行かないとできるわけがない。」「夢ばか
り見るな」と彼に言ったそうです。

しかし、植松さんの今は、国立研究開発法人宇宙航
空研究開発機構（JAXA）と共同でロケット打ち上げ
実験をしています。そんな夢に辿り着くまでには、
植松さんのいくつもの困難やがありましたが、そんな
経験が「どうせ無理」と思うことを撲滅し、みんなに
好きなこと、やりたいことを叶えるために「どうすれ
ばいいか？」ということを考えて欲しい、そして何度
でも挑戦できる世の中にしたいという呼びかけにつな
がっています。

下町ロケットのモデルともいわれている植松さんの言
葉は、優しくて、心に響き、自分でもできるかな？
と思わせてくれます。
小中学生の方々には特にお勧めの本ですが、大人でも
満足できる内容になっています。

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