『ALLYになりたい　わたしが出会ったLGBTQ+の人たち』Vol.133

著者：小島あゆみ
発行年月日：2021年9月24日
出版社：かもがわ出版

こんにちは！Side&bisです。

留学していた時にお世話になった
ホストシスターからの「結婚しました！」
の手紙と写真を見ると、女性同士が結婚式
を挙げていたことで、著者は驚きと同時に
同性婚や様々な形の性的マイノリティに
対する問題に興味を持ったことから、この
本は始まります。

私もこの本を読むことで、こんなにも同性
愛や性的マイノリティに対する歴史は古く
からあったのだと驚きました。
1960年代にはソドミー法といって、同性愛
を禁止する法律がアメリカにはあったそう
です。
その後様々な抗議運動などを経て、2001年
にはオランダで同性婚が合法化された後、
ベルギー、スペイン、カナダ、南アフリカなど
2020年5月時点で、28カ国が同性婚を成立
し、2004年、サンフランシスコ市長が同性婚
を認めた時は、役所に大行列ができ、4037組
の同性婚の届けがあったそうです。
最近、プライムビデオや、ネットフリックス
などで様々な海外ドラマや映画を見ることが
できますが、私が良く見るアメリカのドラマ
でも、同性婚や女性同士、男性同士の恋愛、
子供たちの自分の性に対する違和感などは、
10年くらい前からよく描かれていたと思い
ますが、私は、それをストーリー的に面白く
するために設定されたものだと思っていまし
たが、この本を読んで、それはアメリカの
自然な社会を映し出しているものなのだと
いうことが理解できるようになりました。

アメリカでは、１０人に１人と言われる
トランスジェンダー。日本では100人に9人
と言われています。学校教育の中でもLGBTQ+
を学ぶようになったようです。
ALLYとはアライエンスからとったもの。
性的マイノリティの味方、同盟者、支援者と
いう意味です。
今の子供たちが、将来、今よりもっとそれぞれを
認め合う社会を築いてくれる事が期待されると
思います。

 

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