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医療法人せのがわ

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GⅢきさらぎ賞は3連単馬券で人気馬を外して勝負するも見事にハズレ。。。

2月ですね、節分の季節。この季節になると思い出す恵方巻のエピソードから・・・。
デイケア通所時代、プログラムで恵方巻をつくっていた。酢飯を炊いて海苔にのせてちゃんと酢飯をのせない部分『のりしろ』を1センチくらいつくってから具を巻く。デイケアのメンバーさんは、基本『なにもしたくない』方がおおい。で、デイケアスタッフと僕ちゃんが1人あたり数十本は恵方巻を巻いてメンバーさんらにふるまう。でも、それは僕ちゃんもかなりリカバリーしてからのスキル。いきなり恵方巻ができていたわけでもなくて。
このネタになると必ず想い出すエピソードがデイケアに通所しはじめのころ。おそらく当時のOTさんがしかけてきたんじゃろぉ~、デイケアのプログラムで『手巻き寿司』をつくるとかあって。10cm四方くらいの四つ切の海苔に酢飯と具材をのせて『えんすい状』に巻いて食べるんじゃけど、当時の僕ちゃんはうまく手巻きを巻けなかった。「海苔の上に酢飯と具材がのっていれば食べたら同じよぉ~」とか言ってぐちゃぐちゃな手巻き寿司を食べてた記憶がある。さぞかし当時のデイケアスタッフやOTさんは『そんな感じなんじゃあ~』っと観察しとったじゃろぉ~笑。
発病前は土木・建築関係の仕事をしていて平面図を見ただけで立体的な構造物の完成形がわかっていたけど、発病することで空間認知がよくなくなってどう巻いたらどんな形になるのか?を完成形が想像できなかった当時は。まず、顔に表情がなくて『能面(のうめん)』みたいな顔で喜怒哀楽が表現できていなかった。でも、当時を思い出してもこころの中では『こいつ、アホじゃねぇ~?』とかは考えていて、じつはこころの中では爆笑してるとかはあった。でも、それを表現できない(形をつくれない・形にならない)。それが、あの手巻き寿司で当時の自分がいかに頭の中を整理できていなかったか?っと想い出す。今だったら手巻き寿司もめっちゃきれいに巻くじゃろぉ~し~、形や具材の入れ方にもこだわりがありそう~。つぎはどの具材でちがった味をたのしむとかも、くふうができそう~っとか考える。
先週も、仲間の移動送迎のピアサポートもしてきた。待合場所で仲間を待つんじゃけど、かたまって動かない(不安と緊張?)。車の中で少しでもリラックスしてもらおうと声をかけるけど『上の空』な表情。帰りの送迎でケーキ屋によってケーキをすすめてみる。「好きなん買っていい~よぉ~♪」とは言ったけど、内心『それを選ぶ~?笑』なチョイス。んな感じやからこちらがよかれと思ってする支援も本人さんは『望んでいない支援』なんじゃろぉ~笑。いわゆる「わかってるよぉ~」の声かけをするためには相手のことをよく理解して知るという観察をする。ピアサポートはやっぱ奥が深いねぇ~笑。。。

スーパーの中や道路で見かける人が『こちらの業界人?』とか気づいて笑いが。。。