患者様の立場に立った良質な医療サービスを目指します

医療法人せのがわ

せのがわブログ
  • スタッフブログ
  • 『みんなのひきこもり~つながる時代の処世術~』Vol.117

著者:加藤隆弘
発行年月日:2020年11月10日
出版社:木立の文庫

こんにちは!Side&bisです。

昨年から続くコロナ禍で、家にこもらなければ
行けない状況が続いていると思います。
「ひきこもり」は、何らかの理由で出れない人
の代名詞でしたが、今となっては、コロナ感染
状況で、緊急事態宣言や、蔓延防止対策法等に
よって、「巣ごもり生活」などと言う呼び方で、
家に留まる事を推奨される状態になっています。

「巣ごもり」と「ひきこもり」は何が違うのか?
筆者は、研究の中で支援が必要なひきこもりを
判断する評価基準を作っておられます。その
基準に沿うなら、「ひきこもり」は、一言でい
うと、6ヶ月以上同居する家族以外の人とのかか
わりが無く、外出したとしても、近所のコンビニ
程度にしか行かず、社会的参加をしない状態で、
本人や周囲の家族がその状況に対して、苦悩して
いる事になります。

緊急事態宣言が解除されて、多くの人は会社や
学校、その他社会参加のために、「やれやれ、
やっと外出できるぞ」と外に出る事が出来ます。
その場合は、「ひきこもり」ではなく、「巣ご
もり」状態だったという事だと思います。
しかし、一方で、この「巣ごもり」生活がひき
金で、ゲームやSNSの時間が増えたり、お酒の
量が増える、昼間寝て夜間起きている生活リズ
ムになった等が、病的な「ひきこもり」になる
人も増えていくのではないか?と筆者は予測
しています。
本書には、そういったチェックリストも入
っており、病的ひきこもりになりそうな、
或いは、なっていても早期に気づけるように
するような事が呼びかけられています。
また、「ひきこもり」と精神疾患の関係性や
海外のひきこもり事情についても、実際の
研究をもとに、今分かっている事をこの本で
は詳しく説明されています。

これまでは、「ひきこもり」なんて他人ごと
だと思っておられた方も、「巣ごもり」生活
を体験されて、色々な不自由や孤独感等を
感じる事もあったのではないでしょうか?
タイトルにある「みんなの・・・」という
のは、私達誰もが病的かどうかは別として
何かしら「ひきこもる」という感覚を持っ
ていて、その感覚が自分にとって、どんな
意味をもたらすのか?を問うことにもなっ
ているのではないかと思います。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「分かっちゃいるけど止められない!」
お酒やギャンブルに依存しているのでは?と
思った事はありませんか?

また、ご家族の中で依存症では?と不安になられている
ことはありませんか?

医療法人せのがわ では、専門のスタッフが、ご本人や
ご家族のお話を伺い、個人にあった依存症の治療プログ
ラムを行っています。

アルコール・ギャンブル依存についてのご相談は
よこがわ駅前クリニックまで、お問い合わせ下さい。
https://senogawa.jp/yokogawa/

アルコール・薬物依存についてのご相談は、
瀬野川病院まで、お問い合わせ下さい。
https://senogawa.jp/senogawa/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※