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  • 『超える力』

著者:室伏広治
発行年月日:2012.6.1
出版社:文藝春秋

こんにちは、Side&bisです。
2020年の東京オリンピック、パラリンピックに向けて日本のスポーツ界は選手の育成にいつも以上に力を注いでいる所だと思います。
今回ご紹介の室伏広治さんも、そういった活動の一役を担っておられると思います。

室伏さんと言えば、ハンマー投げの選手として活躍された方。どんな競技においてもオリンピックに出場するようなトップアスリートは、誰にも真似のできない、スポーツや自分自身の考え方に対するオリジナルな考え方と姿勢を持っていると思います。
なので、本の表現も歯切れが良く、読んでいてとても気持ち良い文章でした。
本の中では、室伏さんがハンマー投げのトップアスリートになった歴史がかかれてあり、その中で指導者としての室伏さんの父親との関係もかかれてあります。
また、ドーピングについては、とても熱い思いを語られています。
アメリカのアスリートへのアンケートで、「オリンピックで確実に金メダルを取れる薬があります。しかし、それを飲めば確実に5年後に死にます。あなたは飲みますか?」という問いに、52%の人が「飲む」と答えたそうです。
室伏さんの考えは、スポーツで大事なのは結果よりプロセス。日頃の鍛錬とフェアプレーの精神という自分の可能性へのチャレンジで、
パワー×技×精神力 の積算の競技で、どれかがケガや疲労や加齢により衰えるとドーピングで補おうとするのだろうが、衰えたことを受け入れ、自分自身でどう補うかを考えることもスポーツの大切さであるとのことです。結局のところ、私たちには、本来素晴らしい力(考える力や体、強い心)があるにも関わらず、いろいろな物が便利にありすぎ、いろいろな物に簡単に頼ってしまう事で、本来の力を出し切っていないということだそうです。
確かに、スポーツで得た結果は、たとえ優勝したとしても、その瞬間から過去の栄光に代わります。その瞬間からまた次の大会に向けて努力を続ける事、自分を高める事が出来るためには、ドーピングでは得られないものだと思います。
先日、WBAミドル級王者になられた村田諒太さんが室伏さんのオーラは凄い!と言われていましたが、ハンマー投げ、そして、アスリートとしての信念と熱意を持ち続けている事がそういった、オーラを感じさせるのだろうと思いました。

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