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医療法人せのがわ

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女子バレーワールドグランプリ2009も決勝ラウンド6位ですか。良い試合をしましたが結果が付いてこなくては悔しいですね。次は柔道を応援しますかね・・・。

 自分のスキルアップのために院内の『統合失調症心理教育プログラム』に参加して来ました。自分の入院時にもSSTとかあって自己啓発に刺激を与えるプログラムもありましたが、自分にはヒットしない感じがしていました。要するに精神病の患者さんは偏った考え方をしていますから、その間違いに自分が気が付くことがリハビリへの第1歩です。その為には自分の想いを他人に話すことから始まります。誰にも自分の思いは信じてもらえないだろう!!!と感じていますから誰かに気持ちを話せるようになるのが『気付き』の第1歩です。やがて自分の思いを話しているうちに矛盾とか歪みを自分が感じて自分の間違いに気が付く。そう言うのをビデオなどを観ながら学習するのが『統合失調症心理教育プログラム』でした。ビデオを観ただけで症状や感情が劇的に変化する訳ではありませんし、直ぐに自分の間違いに気が付く訳でもありません。知識の1つとして頭の片隅に残るだけでも違うのでしょう。自分の経験でも、自分の考え方が間違っていることを認めるのには随分と時間がかかりました。それでもそこがスタートだと感じます。瞬間的には分かりませんが、徐々に気が付くはずです。この前もOTの研修会『POTA』で他病院の当事者発表も観て来ましたが、やはり同じようなことを言われていました。ウチの院内の『統合失調症心理教育プログラム』もまだ内容については手探りと言うか、変化の余地を残しているようで徐々にプログラムを変えながら患者さんにヒットするものを模索しているようでした。今でこそ自分も『自分の考え方を否定して・・・』と言うのが分かるのですが、なかなか本人には気が付かない病識なので難しいプログラムです。ビデオの中でも紹介されていましたが、先ずは他人と話しをすることが大切だと思います。自分も自分の想いを他人に話すことで自分の間違いに気w)が付いて行きましたし、自分を変化させるきっかけになりました。他人の考え方は簡単には変えられませんが、自分を変えるのは自分です。自分に気が付きさえすれば自分は変えられます。例え身内であっても他人の考え方など簡単には変えられません。患者さんの御家族などを含めても、先ずは自分の考え方から変化させないとこの病気には光明が見えません。変な偏見は捨てて専門的な知識を学んで気長に患者さんに対応することです。患者さんは直ぐには病状が回復はしませんし、回復には時間がかかります。気長にゆっくりと見守ってあげるしかないですね。院内のプログラムでもそれを感じました。自分はもっと自分に刺激を与えてみたいです。自分のリハビリのために・・・。。。

 そろそろソフトボールが始まる時期です。体調不良の自分ですが、日中は身体を動かして汗をかいています。スポーツは病気のリハビリに効果を感じます。チームの仲間と交流して共に汗を流すことでコミュニケーションが生まれますし、失った社会性を取り戻すチャンスです。自分のために頑張ってみます。それしか出来ませんから。。。