ピアサポーターの・・・（sai）

　ＧⅡマイラーズカップは馬券がハズレで土曜日に馬券ゲットし今週もプラス。。。

 

  今年も映画館で劇場版『名探偵コナン』を観て来ました。『コナン』のテレビシリーズ

は発病前から観ていて好きな番組でしたが、最初の数年は映画館に行けなかったの

で自分のリカバリの軌跡をたどるようなシリーズ作品です。

自分は中・高生の頃は映画が好きで毎月欠かさず映画館に行っていましたが、仕事

をし始めてからは映画館から遠ざかっていました。発病してからも日中にお昼のワイ

ドショーを観て最近の流行の映画はわかっても、それを劇場に観に行くという発想が

浮かばなくてまったく動けない状態でした。あるきっかけでふと自分も映画館に行ける

ようになりましたが、その時は『浦島太郎』のような感覚でした。

今でこそ自分もネットで席を予約してスムーズに映画館に行きますが、それが『ふつう』

でもないかな？とも思います。例えば映画館に行って人気の作品を観ようとするとけ

っこうなハードルがあってチケットを買うにも券売機に長い列で並んでイライラしますし、

開演前にポップコーンと飲み物を買うにも行列です。しかも、その長い行列に並んで

から店員さんと話して初めてメニューをどれにするか？

考える方がほとんどで「おいおい、列に並んどるうちに考えろや！」とイライラもします。

で、劇場に入って静かに映画を観たいだけですが、他人のケータイが鳴ったり液晶画

面のブルーライトが気になったりでやっぱりイライラ。でも作品が始まると音の臨場感

や雰囲気に飲みこまれてイヤな感覚も薄れて『楽しい』気分に包まれます。

「やっぱり映画館はええなぁ！」と気分よくなって自分がハイになる気がします。

これって同じ作品を部屋のテレビで観ても同じ感覚が味わえるか？って自分個人の

考えや感覚では無理な気がします。物理的なもので言うと映画館って左右の壁や後

ろの壁にも、いやいや天井にもスピーカーがあって『今、左後ろの上の方から音がし

た！』と感じる９チャンネル以上の音響があって体感的にはスゴイです。

それと大きなスクリーンで他の方と大勢で鑑賞するというのが魅力の一部だと思います。

基本的には作品鑑賞中には声を出してはいけませんが、クスクスと笑い声が聞こえ

たり悲しい場面では涙をぬぐう仕草があったり鼻水をすすったりで「あぁ、他の方もこ

の場面では笑ったり泣いたりしているんだ！」と感じられることが共感できるのだと思います。

自分も以前は喜怒哀楽が表現できなかった時期もありましたが、映画を観ることによ

って自分の感情が表に現れるようになった気がします。多くの精神の当事者さんは不

満を抱えてキレることでしか自分を表現できませんが、ツールをうまく使って引き出せ

ば『笑う・泣く』というのもできるのだと思います。無理！とかできない！ではなくて、

できるはずです。。。

 

 初物の『筍』をゲットし米ぬかもついていたのであく抜きしてどう食べようか。。。