- ピアブログ
ピアサポーターの・・・(sai)
GⅠチャンピオンズCはホッコータルマエが勝つも、やっぱり馬券はハズレ。。。
ピアカウンセラースキルアップ講座を受けてきました。
自分の自助グループで年2回やってもらっています。
今回はSSTの講義を受けました。アカデミックなSSTは服薬管理とか社会
的なマナーなどを訓練すると思いますが、いわゆる『べてる』の当事者研究に
近いもっとフランクな感じの土屋徹先生流な「今、困っていること」をテーマ
にSST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)を体験してきました。
自分も何回か経験してわかったのですが、SSTのお題を出される方に応援の
言葉を言う時についつい『押し付け』の言葉かけをしたくなります。
しかし、お題を出される方が希望するテーマや言葉かけでないと本人さんの希
望ではありません。例えば「こんなことをしたいんです」というお題に、「そ
うじゃなくて~した方がいいよ」という声掛けですか。困っていることや苦労
していることがわかる同じ当事者だからこそ、他人に自分の経験やスキルを押
し付けてしまいがちですね。これは自分もSSTを始めた初期はそうだったの
でよくわかる経験談です。でも、ルールややり方がわかってくると「ここでは
こんな言葉が欲しいんだよな」と自分も周りもわかってきます。それが『場の
力』なのだと思います。今回も自分のネタをテーマにしてもらって仲間からた
くさんのアドバイスを頂きました。やはり自分一人では気が付けない話がたく
さんあって「へぇ~、周りの方からはそう見えるんだ」と驚きでいっぱいでした。
もちろん笑いも交えての楽しいSSTでした。自分も仲間もそれぞれ『生きづ
らさ』はありますが、笑いに替えられると意外にことが収まります。自分が施
設で生活していた初期の頃のネタを。6畳1間に2人が生活していて7部屋1
4人の住居でした。トイレには洋式と和式の個室が2個あって小便器も2個あ
りました。自分はおしっこも『座りしょん派』なのでできれば洋式の個室で用
をしようとしていました。ある日、夜の8時にトイレに行っても9時に行っても
10時に行っても洋式の個室が閉まっていました。「ここの病院や施設はい
ろいろとヤバいから、リストカットなどしてお亡くなりに」と危険を感じて部
屋の相方に事情を説明して2人でトイレに行きました。そしてトイレのドアを
ノックすると反応がありません。いよいよ怖くなって「オイ、生きとるかぁ?」
と叫ぶと中から「うるさいわぁ~、黙っとけぇやぁ~、今、宇宙と交信しとる
んじゃいやぁ~!」と声が。「それならええわぁ~、なんぼでも宇宙と交信し
てくれぇやぁ~!」とホッとしたことが今では笑い話です。こういう『生きづ
らさ』が笑いに替えられると「そんなことよくあるよねぇ」となって、「なん
だみんな同じようなことがあるんだ!」と思えて楽になるよね。。。
仲間がキティーちゃんの可愛い時計を持っていたので、思わず写真をパチリ。。。