- ピアブログ
ピアサポーターの・・・(sai)
G1フェブラリーSはまさかの最下位人気コパノリッキーが勝利でビックリ。。。
先日、通所施設で仲間がポツリとつぶやいた言葉にいろいろと考えされられました。
利用者のご家族が『みかん』を差し入れてくれてみんなで食べていた時にご
家族の方が「このみかんは障害者の方が作ったんですよ!」と言うと、利用者
さんが「だったら要らない!」と一言。まあ、よくある話ですし、この方が悪
いわけではないのでバッシングや文句などの批判ではありません。よくある話
ということで障害者が社会で認められないと叫びながら、実は自分たち自身に
そういう偏見があるってことです。通所施設に通う仲間から「ここの人達と一
緒にされたくない!」とかよく聞く言葉ですが、『一緒にされたくない』とい
う時点で自分にも仲間にもスティグマ(烙印)を押し付けていますね。自分は
ピアサポートをしていく中で自分を常に『当事者』と表して、決して『支援者』
とか『職員』という肩書では活動していません。それは自分自身が自分にも他
人にもスティグマを与えないためにしていることです。世の中に障害者の偏見
があるなら、先ずは自分自身から偏見をなくしていくためです。自分は飲み屋
に行ってもスポーツをしていても職場でも自分が精神障害者だとオープンにし
ています。精神障害者は怖くないんだ!とか、ちゃんとできるんだ!と社会に
認めてもらえるためにも、自分が『当事者なんです』と表した上で活動を続け
ています。以前にもある方からもらった新聞の切り抜きに『ネガティヴをポジ
ティヴに変換』、という面白い記事をコピーして通所施設にも貼ってもらって
います。障害者というスティグマ(烙印)をストレングス(強み)に変えるこ
とが自分のやりたいことです。今も職場で仕事をしていても自分の病状でもあ
る『盗聴妄想』などが働いて、誰も居ないはずの会議室の掃除をしていながら
『誰かに見られている』妄想からサボることができずに、ほとんど休憩も取ら
ずにバカ正直に休まずに掃除をしたりしています。これが自分の『生きづらさ』
でもあるのですが、他人からの評価は『真面目に仕事をする方だ!』となるよ
うで自分でも笑ってしまう部分です。自分は『生きづらさ』から仕事をサボれ
ないだけのなのに、他人には良いように取られてしまう『逆ハロー効果』にな
っているようです。ふつうは認知の歪みとかで『ハロー効果』は使われますが、
自分の意としていない認知が他人に働く時に『これは自分のストレングスだ
な!』と感じます。当事者発表をしていてもこういう『逆ハロー効果』はあり
ますが、相手の反応を確かめながらアドリブも取り入れてのLIVE感が自分
の面白さでもありネガティヴをポジティヴに変換するストレングスです。。。
NIKE(ナイキ)のマークのモデルになった『サモトラケのニケ』という
勝利の女神像がありますね。オリンピックに出場した全ての選手にエールを。。。