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医療法人せのがわ

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『天皇賞・秋』も意外な結果で驚きです。馬のポテンシャルばかりではなくて、騎手と

『人馬一体』で勝った感じのトーセンジョーダンとピンナでした。。。

 

 先週『第9回 地域実践のための精神保健福祉講座』に行って来ました。

『リカバリー』について考える研修会でした。NPO法人の代表当事者と大学

教授の講演と、広島の当事者3名をパネラーとして迎えてディスカッションで

した。午後から半日の研修会でしたが、時間が物足りなく感じるくらいに

『あっ!?』っと言う間でした。パネラーの当事者も自分の体験談など話され

て、参加者も食い入るように話を聴いていました。会場が会議室だったのです

が、ビートたけしの『TVタックル』を意識していると言われて、縦長の会場

を横に使って放射状に配置がされていました。パネラーと視聴者の距離が近く

て親近感があって良かったです。講演の話の中で『地域の格差』と言われてい

ましたが、確かに広島は遅れていて、中でも広島市の行政の対応の悪さを感じ

ました。広島でも東部や尾三地区はまだ少しでも広島市より先を歩いているよ

うでした。当事者による『ピアスタッフ』がちゃんと認められていて、給料を

もらいながらピアサポートしているのが充実しています。確かに精神障害者が

働くことは難しいのですが、それでも作業所とかで地道に働いている人も居ます。

その時に、指導員と言う形で賃金が発生する仕事として相談業務や地域移行の

サポートをする仕組みが各地域で実践されているようです。実際に入院経験が

あって、地域に退院して行く時の苦労や失敗談などを経験者の立場からサポー

トしてもらうのは、職員が対応するよりは生身の実経験があるだけピアスタッ

フの方が一日の長があります。何に困って・何に苦労して・実際に地域で生活

するのに何が必要なのか??を職員が全て分かる訳ではありません。食生活に

しても、ぶっちゃけ食べるものはコンビニでも手に入るし、調理器具がなくて

も生活は出来るんです。しかし、長い目で見て自分の生活や金銭管理が考えら

れるようになってから、自炊や料理を覚えて行けば良いのであって、いきなり

地域に出て食事まで自分で・・・と言うのは無理な話です。携帯電話にしても、

『不安』から誰かに通話していないと落ち着かない・・・とか言う人は別にし

て、自分の体調を知らせるとか、連絡手段としては必要なアイテムですね。

公衆電話ではこちらからの一方通行ですが、ケータイは相手からも電話がかか

って来ますし、その時に電話代は相手持ちですから。生活必需品って時に、ピ

アサポーターならケータイは必要不可欠と判断して、相手にアドバイスするで

しょうね。常に相手の立場になってサポートする時に、ピアなら効果がある気

がします。。。

 

 雨の週末でしたが、各地でバザーが開かれていました。障害の当事者よりも

健常者が盛り上がっていて、もっと当事者が活躍すればと思いました。。。