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  • 『孤独と孤立ー自分らしさと人とのつながりー』Vol.148

編集:松本俊彦
執筆:國分功一郎、大空幸星、吉川徹
松本俊彦、横山美江
発行年月日:2023年2月28日
出版社日本看護協会出版会

 

こんにちは!Side6bisです。

日本看護協会から出されているNursing Today
ブックレットの1冊になります。

対談形式を含む、全部で5章がそれぞれ10ページ
くらいでまとめられている非常に読みやすい本です。
ただ、内容は、「孤立と孤独」といった日本の抱える
課題についての重たい内容です。
孤独、孤立の問題について、イメージする事はどんな
事があるでしょうか?

独りぼっちで、交友関係がもてない、そういう場所
が無い人。或いは、貧困によって引き起こされるもの
ではないか?、または、健康問題が引き寄せた結果
ではないか?など、様々な印象を持たれているのでは
ないかと思います。

本の中では、「助けて」が言えない援助希求の力が
低いこと、あるいは、周りに「助けて」と言える環境
がない事は、孤独になりやすくしてしまうという事が
書かれてあります。

それが、自分との向き合い方としてワーカーホリック
などの自分自身への依存、或いはたばこやお酒などの
物質への依存にもつながることにもなりかねないとい
う事です。
そして、こういう状況というのは、誰にでも陥る
可能性があるし、既にそうなってしまっている事も
多いと言われています。

もし、孤独感を紛らわすためのお酒やたばこ、
その他の手段になっているのだったら、それが、
健康に良くないからといって、それを一度に奪ってし
まう事はある意味、孤独な状態に引き戻す事にもなり
兼ねないということです。

特に医療従事者は、分かっておく必要があり、それ
を分かったうえで、ハームリダクションで対応したり、
或いは何気なく立ち寄れるインフォーマルな場所を
作っていく事等の対策も必要だという事です。

健康になるとはどういうことなのか?
色々と考えさせられる内容でした。

 

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「分かっちゃいるけど止められない!」
お酒やギャンブルに依存しているのでは?と
思った事はありませんか?

また、ご家族の中で依存症では?と不安になられている
ことはありませんか?

医療法人せのがわ では、専門のスタッフが、ご本人や
ご家族のお話を伺い、個人にあった依存症の治療プログ
ラムを行っています。

アルコール・ギャンブル依存・ゲーム依存についてのご相談は
よこがわ駅前クリニックまで、お問い合わせ下さい。
https://senogawa.jp/yokogawa/

アルコール・薬物依存・ゲーム依存についてのご相談は、
瀬野川病院まで、お問い合わせ下さい。
https://senogawa.jp/senogawa/
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