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  • 『ダマシオ教授の教養としての「意識」―機械が到達できない最後の人間性―』Vol.146

著者:アントニオ・ダマシオ
翻訳:千葉敏生
発行年月日:2022年8月2日
出版社:ダイヤモンド社

 

こんにちは!Side&bisです。

皆さんは、野に咲く草花、或いは畑で育つ野菜など、
植物に意識があると思いますか?

この本では、日ごろ私たちが意識していない意識・
そして感情について、その研究をされているダマシオ
教授の見解が書かれてある内容になっています。

 

さて、先ほどの植物に意識があるかどうか?について
ですが、答えは、「ある意味、意識がある」というこ
とです。日の当たる方向に芽が伸びたり、水分や栄養
のある所に根を張っていくなど、植物は自分の意志で
動かすことが出来ています。では、それだけのことが
出来る植物には心があるのか?というと、植物には心
はない。なぜなら植物には神経や感情はないからなの
だそうです。これは、人間と植物の違いの一つでもあ
り、人間の大きな特徴でもあり、この本の内容の大き
なテーマとなる所です。

私たちが何かを感じるときには、「良い感じ」「悪い
感じ」等、脳で把握するのですが、その脳が「良い」
とか「悪い」とか判断するためには、目、口、鼻、耳
、肌の五感を通じて、体の外側からの情報だけではな
く、心臓や、胃、腸など、体の内側からの情報の両方
のサインを感じ取る事で、「恐れ」「怒り」「喜び」
などの感情として現れるのだそうです。

ちょっと難しいですが、この感情を私たちは意識して、
記憶するから、危険なものは遠ざけるようにしますし、
好意的なものには近づく事になります。

言葉で説明しようとすると、とても難しいですが、こ
の脳の働きや体の連鎖は、日々私たち自身の体で繰り
返されていると考えると、人間の体って、凄いなーと
改めてこの本を読んで感じましたし、自分自身の感じ
方、感情の持ち方というものに対して、時には丁寧に
向き合って“整える”という事って大事だなーと思うよ
うになりました。

 

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