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『運動脳』Vol.139
著者:Anders Hansen
翻訳:御舩由美子
出版社:サンマーク出版
発行年月日:2022年9月10日
こんにちは、Side&bisです。
ストレスを受けたときに脳の中では何が起きているか?
皆さんはご存じでしょうか?
ストレスを受けると、視床下部を通り、下垂体が刺激
を受け、副腎でコチゾールというストレスホルモンが
出て動悸がする。
この一連の流れは、時間にすると、ものの1秒もかから
ないそうです。
しかし、このストレス反応を制御してくれる機能も脳
には備わっていて、記憶を司ることでよく知られてい
る海馬がそれに当たります。
ただし、この海馬もストレスで出てきたコチゾールに
長時間晒されていると、萎縮してしまうそうです。
ここまでは、私たちの脳の中で起きていることでは
ありますが、自分自身で、何か対策が取れるかという
と、せいぜいストレスになるような刺激を受けない
生活を送るということぐらいだと思います。
然しながら、それを完璧に実行することは、社会生活
を送る上では、難しい事です。
では、どうすればいいのか?の答えが述べられている
のが、この本のテーマです。
それが、運動をする。です。
この本では、運動がどんなに脳に良い影響を及ぼして
いるか?について、嫌というほど、約300ページにわ
たって書かれてあります。
また、それは、あらゆる研究の結果に基づいたものと
して、細かく(しかし、分かりやすく)紹介してあり
ます。
運動というと、それはどの程度必要で、どんな種類の
運動なのか?という疑問も出ますが、
それに対しても、様々な研究結果から、解説が挙げら
れています。詳しく知りたい方は、本を読んでいただ
きたいのですが、全体的に、ざっくりと解釈すると、
1度の運動で20分くらいは必要で、毎日ではなくても、
週に3回くらいは行うことが必要なようです。
また、運動については、ランニングや自転車などがよ
く挙げられていましたが、テニス、サッカーなど、
どんな種類でもいいようです。
とにかく動くことを大前提としているので、ウォーキ
ングでも構わないのですが、著者によると、運動の
種類よりも心拍数を上げることが大事だそうですので、
有酸素運動の方が効果があるようです。
適切な心拍数については、220から年齢を引いた
数字の70%から75%とのことです。
医学の父 ヒポクラテスも500年前に「人間には歩く
ことが何よりの妙薬となる」と言っていたように、
運動することの重要性がよくわかる1冊です。
思い立ったらすぐにできる「運動」を今日から初め
てみませんか?
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