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『オードリー・タン 自由への手紙』Vol.104
語り:オードリー・タン
編者:クーリエジャポン編集チーム
発行年月日:2020年12月1日
出版社:株式会社 講談社
こんにちは!Side&bisです。
今日は、今話題の人。14歳で中学を自主退学し、
19歳でシリコンバレーで起業、35歳で台湾デジ
タル担当政務委員大臣に任命され、現在も大臣
として活躍されているオードリー・タン氏のイ
ンタビューをまとめたものになります。
日本でも内閣官房情報通信技術総合戦略室におい
てデジタル庁(仮称)が9月に創設される予定に
なっていますが、オードリー・タン氏が台湾で
大臣として活躍されているのも、それに似た政府
機関になるのではないかと思います。
台湾では新型コロナウィルス感染の封じ込めに
成功していたという事ですが、タン氏の活躍が
一役を担ったと言われています。
その一つが「マスクの国民への配布」だったそう
です。タン氏は、ない事で生まれる不安が、人の
パニックを引き起こすのだとし、感染予防に大切
なマスクを週二回必ず全国民全員に配布をすると
いうことをデジタルテクノロジーの力を活用して
実行したということです。
大臣を任せられるくらいのオードリー・タン氏の
テクノロジーの活用は、ただ単に便利にするとか
効率化を図るとか、AIやITの進化をすすめるので
はなく、根本にあるのは、デジタルネイションに
より、国境を越えて、情報の共有化をすることで
人々の不安をなくして、安心した生活を送る事。
また、人との付き合い方に多様化を生み出す事に
あるのではないかと思います。
また、タン氏自身ジェンダーの問題を抱えて来た
ことも、インタビューで多く語られています。
ネットでの情報格差を無くすことと同様に、性別
やその他あらゆる差別をなくして行くインター
セクショナリティーの視座を持つ事が大切である
と本書でも強く訴えかけられていました。
若くして大臣になられたオードリー・タン氏は、
表面的にはそのデジタルテクノロジーの才能を
評価されての事だと思いますが、一方で、人類の
多様性と、共通性を包括的にみることの出来る
心豊かな人だという事が伺える一冊でした。
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