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『作業療法士の話をしよう』
編集:吉川ひろみ
出版社:医学書院
発行年月日:2019年9月1日
こんにちは!Side&bisです。
作業療法士という職業をご存知でしょうか?皆様の中には「理学療法士さんなら知っているけど・・・」と言われる方も多いかも
しれませんね。実は、精神科では多くの作業療法士さんがリハビリの場で活躍されておられます。
障がいを持たれた方が、社会復帰するためのプログラムの事を作業療法とよび、アメリカでは戦争に戦った兵士達の心や体の回復のため、
そして、仕事に就く為の職業指導を受ける事などに作業療法を提供する機会を作ったそうです。また、第1章に書かれてありますが、
日本では、1916年に呉秀三氏がヨーロッパの留学から帰国し、「~作業は、精神的苦痛を和らげ苦痛を少しずつ記憶から消し、
その結果として身体によい影響を与える~」として、日本での作業療法が始まったようです。
このような歴史的背景を踏まえて作業療法が精神障がい者のリハビリに用いられるようになり、様々なプログラムや取り組みが現在進んでいます。
本書は、そういった、多くの現場で活躍されておられる作業療法士さんの日々の実践や実践で湧き上がる思いが書かれてあります。
作業療法士の方には、学びや勇気を与えられる内容になっていると思いますし、作業療法士を目指そうとされておられる学生さんにとっても
職業を理解する上で、非常に役立つ内容だと思います。
また、医療現場で働かれる別の専門職の方にも他職種理解に役立つのでは・・・と思います。
少し専門的な本ではありますが、決して堅苦しくない、読みやすいものですので、一度手にとって見られてはどうでしょうか?
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