患者様の立場に立った良質な医療サービスを目指します

医療法人せのがわ

せのがわブログ
  • スタッフブログ
  • 『迷路の外には何がある?』

著者:スペンサー・ジョンソン
翻訳:門田美鈴
発行年月日:2019年2月27日
出版社:扶桑社

 

こんにちは、Side&bisです。
本作品は、日本で、400万部、全世界で累計2800万部売れたベストセラー『チーズはどこへ消えた』の続編です。

物語は、二人の小人ヘムとホーが、大好きなチーズを食べつくしてしまい、食べるチーズが無くなったという所から始まります。

ヘムとホーが取った行動は真逆で、昔の成功体験を引きずって、留まってしまうヘム。外の世界へチーズを探す旅に出るホー。
留まったヘムは、ホーに対しての怒りを抱いたり、自分の行動力の無さに対して自責したり、昔の楽しい思い出に酔って現実逃避したり・・・
結果、行動としては何もできずにいたところへ、ホープという新しい小人の友達により、チーズではない食べ物(りんご)を差し出されます。
始めは躊躇して食べれなかったヘムも、一口勇気をだしてかじったら、チーズ以外にも美味しい食べ物がある事を知ります。

ビデオチェーンではビデオで映画を観る事は永遠に続くと思っていた。ポラロイド社はいつまでも小さな紙にスナップ写真を撮ると確信していた。
タイタニック号は不沈船として信じられ、救命ボートを乗せず出航したため、1500人の死者を出す事になる。等・・・思い込みを信じる事がどんなに
安易で、危険な事なのか・・・についてこの本に、書かれてあります。

そういった信念について、どう自分が捉えるのか?という事を本著では問いかけています。
新しい信念が必ずしもいいわけではないですが、信念に足を引っ張られる事もあるということ。自分が信じる物が信念であり、その選択権は自分にあるからこそ、
自由でもあるが、責任も持たなければいけないという事・・・この本を読んで、ちょっと複雑に自分の信念について考える機会を持つことが出来ました。

著者のスペンサー・ジョンソン氏は、この本を書かれた後、亡くなられ、本書は遺作となりました。
スペンサー・ジョンソン氏の、ご冥福をお祈りいたします。

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「分かっちゃいるけど止められない!」
お酒やギャンブルに依存しているのでは?と
思った事はありませんか?
医療法人せのがわ では、専門のスタッフが、依存症
の治療プログラムを行っています。
アルコール・ギャンブル依存についてのご相談は
よこがわ駅前クリニックまで、お問い合わせ下さい。

よこがわ駅前クリニック


アルコール・薬物依存についてのご相談は、
瀬野川病院まで、お問い合わせ下さい。

瀬野川病院