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『先生、ウジウジ・イライラから一瞬で立ち直る方法を教えてください!』
著者:辻秀一
発行年月日:2018年7月30日
出版社:朝日新聞出版
こんにちは!Side&bisです。
気持ちがざわざわしたり、元気になりたいときにこの先生の本にいつも救ってもらいます。
ブログでも何度かご紹介した辻秀一先生の本です。
本書でも、辻先生がいつも推奨しているフローな状態についてがテーマ。相談者は、28歳の会社員男性。その男性に心をフローにするためのレッスンを、辻先生が行う内容がこの本に書かれてあります。
フローとは、無理やり心をポジティブにするものではなく、ありのままを受け止める事から始まります。そして、ありのままを受け入れるという事は、物事に意味づけをしないことが大前提で、物事に意味づけをしなければ、目の前の事象に対して、淡々と対処することが出来るという事だと著者はいいます。
雨が降れば、私たちは、「嫌だなー」とか「最悪!」なんて思う事が多いですが、それが、意味づけであり、そう思う事で、気分は面白くなくなるものです。また、逆に、思ってもないのに、無理やりポジティブな受け方をしようと思って「雨、ずぶ濡れだし、最高!」という思いを持つことも不自然で、ノンフローな状況を招きます。
気持ちをフローにするためには、「嫌だなー」とか「最悪」と意味づけるために時間をとるのではなく、「雨かーじゃあ傘を準備しよう」などのその時の現象に対して、「〇〇しよう」と対処していくこと。余計な考えにとらわれて、対処が遅れるより、その時「今ここ」の状況に集中するという事です。
また、著者は、このフローな心に大切なことは、外側に求めない事だとも言います。例えば、「誰かに褒められるから、自分の気持ちが良くなる」とか「何かを買ったから幸せになる」といった、物や人などによって、自分の気持ちを左右させるのではなく、自分の内側を満たすこと、つまり「自分の心は自分で決める」機嫌を良くするも、悪くするも自分の心の作り方(持ち方)一つで、変えられるという事が、相談に来た男性と辻先生の対話形式で書かれてあります。
辻先生は、スポーツドクターとして活躍されていますから、スポーツ選手に対して、試合中の心の整え方を指導するために、スポーツシーンだけではなく、日々の生活においても、どのような心でいればいいのかを指導されておられます。・・・という事は、心のあり方についてのスキルを身に着けるためには、日々の自分の感情や気持ちへの意識と、実践が大事だということだと思います。
意味づけにより、もったいない時間を費やしていると感じたり、最近集中できず、パフォーマンスが落ちたなーっと感じるようでしたら、是非読んで頂きたい1冊です。
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