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  • 『老けたくないなら「AGE」を減らしなさい』

著者:牧田善二
発行年月日:2012年5月15日
出版社:SB新書

こんにちは!Side&bisです。

糖尿病専門医によるこの本は、無視するわけにはいかな内容でしたので、ご紹介致します。

身体の老化に関係するものに、酸化と糖化があると言われていますが、AGEは糖化されたタンバク質から大量に作られる悪玉物質になります。例えば、何かをこんがり焼いた美味しそうな食べ物は、殆どタンパク質と糖質を含む食材を加熱する事で、褐色色になるのだそうですが、それが、AGEなのだそうです。

動脈硬化の原因になる悪玉コレストロールは、AGEにより血液中に溜まる事をさらに助長し、血管に留まった悪玉コレステロールは、更に酸化も引き起こすようになりますし、血管内に血栓を生じさせ、血管を詰まらせてしまう「脳梗塞」や「心筋梗塞」の原因にもなるようです。
また、日本人の二人に一人はかかる、と言われるガンの発生や転移にもAGEが関係するとのことです。
その他、骨粗しょう症、白内障、アルツハイマーと・・・AGEの体への影響は数知れないようです。

本書では、AGEを食べ物からなるべく摂取しない方法として、肉より魚を推薦しています。チーズもAGEの含有量が多い様ですが、モッツァレラチーズは含有量が例外的に少ないとのことです。同じ乳製品でも、牛乳、ヨーグルトは含有量が低いので、しっかり摂取できますね。野菜、果物も含有量としては少なめなので、サラダとデザートでの果物は、躊躇なく食べれます。(それぞれの詳しいAGE含有量は、本の中に書かれてありますので、興味ある方は、参考にして下さい)
そして、調理方法がとても大事なようで、高温の調理で、AGEは増えるという特徴があるので、「焼く」「炒める」「揚げる」は、なるべく避けるようにし、出来るだけ生で食べる事と、「茹でる」「煮る」「蒸す」事がAGEをなるべく摂取しないための調理方法の様です。
したがって、野菜であるジャガイモも、ファストフード店でのフライドポテトでは1522kuの含有量になるのに、茹でたジャガイモは、17kuだそうです。
そういう事で、ステーキよりしゃぶしゃぶ、フライドチキンより蒸し鶏、魚は出来ればお刺身やカルパッチョで・・・あー大好きなファストフード店に立ち寄りにくくなりますね。
そして、AGEを減らすための食事も紹介されていました。
減らすためには、ビタミンBとカテキンがその救世主だそうです。豚肉、大豆製品、ニンニクやニラ、玉ねぎ、長ネギ、マグロ、赤ピーマン、サツマイモ、クルミ、落花生等々、そのビタミンB群に入っている食品です。カテキンについては、緑茶がおすすめで、このB群とカテキンの組み合わせで紹介されているのが、カテキン豆乳です。緑茶を粉末にしたものと豆乳を混ぜたもので、豆乳200㎖に粉末緑茶大さじ1杯の配分で、一日1、2杯飲む事が書かれてあります。

こういう本を読むと、何を食べて生きればいいんだ!と思ってしまいますが、AGEは体に溜まりやすいので、なるべく避ける、そしてなるべく消化するための食品を取るという事を毎日の食生活に取り入れる心掛け・・・が大事だと思います。食事を少しだけ意識して、見直しをしてみませんか・・・?

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