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医療法人せのがわ

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GⅠNHKマイルCは軸馬がスタートで出遅れて悔しい5着で馬券はハズレ。。。

5月ですね。楽しい連休もあっという間に終わって非日常から日常へ。連休の過ごし方も以前はひどいものでしたが少しずつ変わっています。休みの日をしっかり楽しんで平日の仕事に精を出す。働くためのリズムが少しずつですが整ってきました。

まだまだ課題は多いですが日々の努力を惜しまずに自分を変化させたいですね。自分の経験談を少し話すと。発病して3回目の入院後に帰る場所がなく病院の中間施設の共同住居で暮らし始めた最初は本当に身の回りのことがなにもできませんでした。人生のレールを右肩上がりでどんどん進んでいて急に崖の底に転落した感覚でした。でも1歩ずつでも崖を登ろうとしていた気がします。六畳一間を2人で暮らす共同住居でしたがこの六畳間の部屋に毎日掃除機をかけることが1年間続けられるのか?自分で訓練し始めました。1年間続けられたら『これはできる・できた』ことにして次はお風呂の掃除を毎日し始めて・・・。1つなにかできるようになるまでに1年間は必要だったし逆に1年に1つのことしか覚えられなかった。よくある話で。当事者の方がご家族や支援者から『なんでわからんのやぁ、なんでできんのやぁ』と言われるのを見かけます。自分もよく言われてきた言葉です。『なんでわからんのやぁ、なんでできんのやぁ』はわからないからわからんし・できないからできんしと思います。ご家族や支援者の方に工夫が足りていないことを当事者さんがわからないしできないことに不満があるだけのことのように感じます。
わからないことはもっと言い方や説明の仕方をかえて相手にわかりやすく伝える工夫・努力があって、できないことは百回でも千回でも何回でも『こういう時は~するんよ!』と教えてあげて片付けが苦手なら片付けやすくできるように収納BOXを使ったり横積みする書類をブックエンドなどで縦に収めるなどの知恵や工夫があってやっと当事者さんは1つのことができるようになるのだと思います。『なんでわからんのやぁ、なんでできんのやぁ』というのはご家族や支援者の方の不満であって当事者さんらの不満や困っていることではないのでいつまでたってもわからないしできるようになるはずがないと思うことが自分の経験値です。当事者さんになにか1つ変わってほしいと願うなら・支援するなら何回も何回も同じことを言って説明して時には言い方も説明方法も変えてそれでもわからないことは具体的に『ここを~するのはどうでしょう?』と提案するなど『なんでわからんのか?』から『どうすればわかるのだろう?』に支援・サポートする側の対応の工夫が必要なのでしょう。

使えないことに不満を募らせるのではなくどうしたら使えるようになるのか考えて工夫するのが大切やね。。。

カープもリーグ首位で嬉しいはずなのに試合に負けると不満を感じるしねぇ。。。