『道をひらく』

著者：松下幸之助
発行年月日：1968年5月1日
出版社：ちくま書房

こんにちは、Side&bisです！
これまでのブログでご紹介した本の中で、最も古い本のご紹介になると思います。
著者は「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助氏で、エッセイをまとめた本になっています。
古い本ではありますが、古臭い事は何一つ書かれてありません。

勿論今話題になっている、ビットコインだのAIだのはない時代ですので、そんな単語は一切出てきません。
でも、何でしょうか・・・人間として絶対に変わらない心や想い、前に進むために大事な信念や抱える不安。
それでも、日々是新と前の事を引きずらない素直さや明るさ等・・・
私自身が尊敬する方々も、松下幸之助さんをリスペクトされている方は、大変多く、孔子や孟子と同じくらい未だに愛されている人物だと思います。
これだけの気持ちの描写が書けるのは、やはり著者自身が本当に苦労や、挫折を味わったからだと改めて思います。
エッセイ集なので、長編小説と違い、その日その日パラパラとページをめくるだけでも、気づきや思いが湧いてきます。更に励まされたり勇気づけられたり、反省させられたり・・・
この本を開くと松下幸之助さんに会える気がします。
一度限り目を通すのではなく、毎日、開く事をお勧めしたい本の一つです。

 

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