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医療法人せのがわ

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GⅡ日経新春杯は3連複BOXでゲットし京都10Rの3連単が美味しくて。。。

 

 ひょんなことから新しいシェーバーを買う先週でした。以前のも10年くらい使っていてふと買い替えるとちょっと昔のエピソードを思い出していました。
自分が発病して精神科の病院に入院すると充電式のシェーバーを持ち込めず電池式の安いシェーバーを使っていました。ケータイも持ち込めずラジオなども
電池式でとにかくコンセントの電気が使えず今になると電気が使えない理由もわかりますが当時は驚いたものです。自分も3回ほど入退院を繰り返し3度目の入院は
社会的入院だったのもあってその後に生活保護を受けるようになって病院の共同住居での生活が始まりました。最初の生活保護受給で購入したのが耳かき、爪切り、
タオル、充電式シェーバーだった気がします。歯ブラシはなんとか持っていましたが自分の持ち物はカバン1つで下着類なども3枚しか持っていなくて毎日洗濯しな
がらローテーションでした。共同住居で生活し始めたころは陰性症状の頃で発語も少なく喜怒哀楽の表情もありませんでした。

やがて少しずつ話ができるようになってきて仲間がデイケアの詰め所で耳かきや爪切り、シェーバーの貸し出しがあることを教えてくれて。自分は「みんなは持っていないの?」
と聞くと「そんなのは自分で買わなくても詰め所で借りられるんだよ!」っと。自分は耳かきや爪切り、シェーバーって他人が使ったものを自分は使えないし共有できないものと
感じていました。共同住居でインスタントラーメンを作ろうとしても包丁やまな板、鍋なども次に使う人が洗ってから使うのが『ふつう』だったり、使ったら使いっぱなしがむしろ
ルールで自分のように自分が使ったら洗うでしょうという方がマイノリティーでした。やがてみんなが使う鍋などにも抵抗を感じ始めてマイ鍋なども購入して調味料なども自分で買い
揃えていったのを思い出します。生活の共有部分の清掃とかやらなければいけない当番の役割なども「自分がしなくても誰かがやってくれる」とう負の勉強をし始めてどんどん何もし
なくなる・やらなくなるのが精神疾患の当事者の『ふつう』な部分もたくさん感じてきました。自分も最初は何も持っていませんでしたし何もできませんでした。
でも、少しずつでも自分のものを買い足していって少しずつできることも増やすよう訓練をしました。自分ができるようになったから他人にもしろ!という押し付けではありませんが
自分は経験者として仲間には話をしたり促しをしてみたり何か気づいてもらえるようなサポートはしたいですね。
自分も最初から何でもできたわけではないし身の回りのものを買い揃えるのも勇気が必要でした。少しの勇気がやがて大きな一歩になり自分のものを揃えられるようになると成長を
感じるんっすけどね。。。


 月に1回の自助グループでのグループピアカウンセリングで学ぶことは多い。。。