患者様の立場に立った良質な医療サービスを目指します

医療法人せのがわ

せのがわブログ
  • ピアブログ
  • ピアサポーターの・・・(sai)


GⅢ中京記念は荒れ予想で馬券を買うも
めっちゃガッチガチで美味しくない。。。

 東京都世田谷区の藍工房のドキュメンタリー映画の
上映会にいってきました。
いい支援があるといいリカバリーになるしチャンス
や可能性もあると感じました。自分の経験でも…。

自分は発病前に土木の仕事だったので平面図から立体の
建築施工をしていて空間認知は得意なはずでした。
しかし、デイケア通所を初めた当初はOTレクでする
手巻き寿司が上手く巻けずに苦戦していて「こんなの
海苔の上に酢飯と薬味が乗っていれば食べると形なん
てどうでもいい」とか思っていました。
その後のデイケアレクのいちご大福なども上手く作れずに。
でも自分が就職すると最初はOTアシスタントでしたが
手巻き寿司もいちご大福も自分が他人(当事者さん)に
作り方を指導する立場になってから。自分もリカバリーに向けて
いろいろ取り組んできていてふつうに手巻き寿司もいちご大福も
作れるようになっていました。

たとえば手巻き寿司でも四角い海苔にどう酢飯を盛り付けて
どう薬味を置いて海苔を巻けばどうなるのか?など
頭の中で組み立てられるようになっていたわけで。
以前(デイケア通所時代)はまったく頭の中で組み立てられない
設計図でした。
いちご大福などもモチを手にべったり張り付けて上手く作れま
せんでしたが手につくとわかっていると粉を手にいっぱいつけ
てそれも防げるしモチも下から中にねじ込むように揉むと
きれいな面があらわれて。
こういう構造的・立体的な空間認知は精神疾患の当事者さん
には難しいなと自分自身でも感じます。
仲間のSNSの写真などでも背景が美しくなかったりレイアウトや
光の入り方などに気を使ってなかったり気にしていないなと。
写真に撮りたい主なものが真ん中にはありますが雑然とした部屋が
背景に映っていたり食べ物の写真でも盛り付けがよくなかったり
正面から写真を撮るよりも斜めから撮るなどもテクニックですしね。

自分もそうだったからよくわかるんですが当事者さんらは『~にはこれ!』
というこだわりが強くて他の選択肢が考えられません。
まあ、支援者も同じでしょうか。自分も職を探している時に支援者から
「ヘルパーの資格を取っては?」と言われたり就労移行移設でも
マニュアル通りの支援しか受けなかったり。
それが悪いわけではありませんが当事者さんらは可能性がたくさんあって
他のやりかたもあると周りの方がサポートしないと本人さんが可能性を
感じないし個性を発揮できません。
今回の上映会の藍工房ではいろんな可能性を感じましたし当事者さん
だっていろいろできるんだ!という強いメッセージがありました。
「無理でしょ」とあきらめる前に「できるかも?」という可能性を
信じる気持ちが支援者にも求められていますし「自分にもできるかも?」
と当事者さんも思ってほしい~。。。

 

メダカのバケツに入れている『ほてい草』が元気で夏の暑さ対策にもなってる。。。