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『週刊文春 編集長の仕事術』
著者:新谷学
発行年月日:2017年3月9日
出版社:ダイヤモンド社
こんにちは!Side&bisです。
4月から、社会人としてデビューされる方や、新しい職場で仕事をスタートされる方に向けて、
前回のブログから、様々な仕事に携わる方の本をご紹介しています。
今回は、もはや知らない人はいない「週刊文春」の現役編集長が書かれた本のご紹介です。
雑誌やスクープを作る上で、どういった情報を収集し、どんな風に人と交渉し、記事にどう
まとめて行くのか・・・等についての仕事内容が書かれてあります。
本書を読むまでは、色々な芸能人やスポーツ選手、政治家の方々のニュースを耳にする時に、
週刊文春からのスクープがとても多いので、「凄い!」「興味深々」と思っていましたが、
一方で、書かれる側の気持ちになれば「酷い!」「可哀そう」と思ったりもしていました。
「ベッキーさん」「SMAP解散」「甘利さん」「清原さん」「舛添さん」・・・これ
でもかという程の記事を出しておられます。
でも、実を言うと私は週刊文春ってちゃんと読んだ事が無かったのです・・・
ただ、テレビの芸能ニュース等で、必ず出てくる雑誌名で、テレビで取れ上げる一部分しか
見たことが無かった・・・と反省・・・
この本を読むと、「週刊文春」は、記事の対象となった人をやっつけるためではなく、
「人間のおもしろさ」、「人間そのもの」を表現したいのだという事が伝わってきます。
そのための、念入りの取材、記事の信憑性、周りへの影響など、あらゆる準備の必要性。
今まで、想像しかできなかった、記者・編集者の仕事については、当時の話題を実名も出し
ながら、ネタ元とされる方が本当に情報を口にしてくれるまでに、記者たちはどんな接し方
をしているのか、情報をお金で買う事はあるのか?編集者たちに長期的な信頼関係は必要な
のか?記事に書かれた人と、編集者とのその後の関係はやはり悪化するのか?等、かなり詳
しく書いてあります。
勿論、記者・編集者・編集長として、雑誌の記事を仕事にしている方の仕事術ですが、どん
な仕事をする上でも、通じる人との関係、組織の在り方、仕事との向き合い方等、参考にな
る事が沢山盛り込んであります。特に本の最後に書かれてある5行・・・ここに著者の仕事へ
の情熱が込められているのだと思います。
勿論、編集長が著者ですから、文章も大変ダイナミックな1冊、
さすが、「センテンス・スプリング!」
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