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医療法人せのがわ

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GⅢきさらぎ賞は1番人気のサトノアーサーを外し馬連3点で勝負もハズレ。。。

広島県発達障害地域啓発セミナーに参加してきました。自閉症スペクトラムの
方のドキュメンタリー映画『ちづる』を鑑賞したあと『家族も発達障害とともに
暮らしている~家族支援を考える~』という視点からペアレント・メンター活動
をされている講師の方からお話を聞きました。発達障害の方にかかわる家族も孤
立しがちで、やはりいろんな人や支援につながることが大切と話されていました。

この講師の方も臨床心理士のお仕事もされていて実際の家族とのやり取りの中で
の経験談も興味深い話がありました。たとえば発達障害の方をかかえるご家族に
「この子はいろいろと経験させると少しずつできるようになるかもです」と伝え
るとそのご家族は「自分の子供に何も経験させてこなかった」と言われているよ
う捉えられて言葉の綾とか感じ方の違いなどがあるとか。他にも「しばらく様子
をみましょう」と伝えるとご家族は「いつまで様子を見ればいいのか?なにがど
う変わるのか?」という具体的な返事・伝え方をしないと『不安』ばかりで支援
者の信頼を失ってしまうなど。今回のセミナーは発達障害の人へのかかわり方な
ので学校の先生やご家族などの対応の仕方が主な話だったので、自分たちの仲間
は自分のこととして話が聞けていないようで『何を話されているのかわからなか
った』と思いますが、何かを何かに例えて想像するのが苦手なのが発達障害の特
徴でもあると思います。よくいう言葉に相手の立場になって考えられないので相
手や周りの方が不快になるような発言も平気でしてしまったり思った言葉は何も
考えずにすぐに口に出したり羞恥心もなくデリカシーもない発言が多かったり。

自分もいろんな当事者さんと話をする中でよく耳にするのが『自分の病気は~~
であって〇〇じゃない!』というパターンです。ドクターから『アナタの病気は~
~です』と言われると~~だと思い込んでいて他の病気ではないという感じ方なの
でしょうね。これは一般の方や支援者にも『自分は健常だから』という思い込みが
あって病気ではないと感じられているでしょうが実際には発達障害圏の方がたくさ
ん居るということと同じだと思います。別に一般と言われる健常者の中に発達障害
圏の素因を持っている方が悪いと言っているのではなく、何かしら『生きづらさ』
を抱えていたり周囲の空気が読めなかったり相手の立場になって考えることができ
なくてもそれは『個性』という発達障害であると思います。世の中の人はそれぞれ
自分の思いがあり他人とは違って当たり前で、でも他人が自分の思い通りに動く・
対応しないと立腹してしまうのが発達障害の特徴でもあり、なかなかコミュニケー
ションが上手くいかないですね。わかってあげると受容できるかな。。。

先週、節分の日には恵方巻を買ってきて丸かじりしました。鬼は外~福は内~。。。