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スーパービッグアップルの・・・(アラン・プロスト)
休みの日には魚を買って来て食べています。魚屋さんで3枚におろしてもらうと500円の魚が先ずは身を刺身で食べて、アラを煮て食べて、最後にダシで雑炊にして3回楽しめます。500円で3回とは、我ながら納得。
先週に久しぶりに劇場鑑賞で映画を観ました。『ザ・マジックアワー』を観て来ました。佐藤浩市主演で三谷幸喜監督のコメディー作品です。タイトルのマジックアワーとは業界用語で、太陽が地平線から落ちて直ぐの幻想的な瞬間の世界のことらしいです。光源がないので影が出来ない、明るくも暗くもない幻想的な瞬間らしいです。実に面白い作品でした。物語は、リアリティーの無い空想の街でのギャングの話しです。伝説の殺し屋『デラ富樫』を探し出さないと殺されてしまう妻夫木聡演じる『備後』が、売れない俳優を映画の撮影とダマして殺し屋を演じさせるストーリーです。このマヌケな間合いがめちゃくちゃ面白い作品です。映画の中で映画を撮影する、妙に不思議な感覚になる話しです。専門用語もバンバン出ますし、観ているお客さんが映画を撮っている感覚になります。主演の佐藤浩市も壊れたキャラを演じて新しい境地に居るみたいでした。作品を観ていて、物語のオチはどうなるのだろう???と不思議でしたが、最後のオチは良かったです。さすがは三谷幸喜です。
三谷幸喜作品つながりで先週に放送された『古畑中学生』は面白かったです。いろいろな事件が一つになるストーリーは好きですが、これもそんな作品でした。キャストも良かったですし、なにより作品がかもし出す雰囲気に押されていました。今後は『古畑高校生』、『古畑大学生』、『古畑浪人生』などの構想もあると聞きました。三谷幸喜の作品は全て観たいと思っています。
去年からの体調不良で本当に久しぶりに映画館に行きました。やはり映画館は良いです。雰囲気が良いですし、画面の大きさや音の臨場感、予告編の面白さなど満喫してきました。予告編で注目だったのは『20世紀少年』でした。浦澤直樹原作の3部作の話題作です。『終わりの始まり・・・。』そんな言葉から始まる第1部です。中年になった壮年達が子供の頃に描いた空想が現実になる世紀末終劇論です。誰が黒幕なのか???記憶をたどって思い出しますが、記憶の断片しかなくてなかなか掴めないストーリーです。唐沢寿明主演で今年の8月30日公開になる3部作です。今から楽しみです。
今クールのドラマで意外に面白かったのはNHKの『バッテリー』でした。野球のドラマですが、思いの他、小道具がしっかり作ってあって観ていて驚きました。自分でも野球のグローブを扱っているので、汚れ方から使い込み具合が分かります。三谷幸喜作品もセットをしっかり作り込んでいて同じ感覚になります。道具は使い込めば分かる世界があります。FEEL SO GOOD!!!