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医療法人せのがわ

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このたび第5回中・四国精神障害者ソフトバレー大会に今年も出場させて頂くことが決定しました。自分自身もこれまで過去の4回に全て参加させて頂いています。また今年も県外に小旅行させて頂けるとは嬉しい限りです。

 デイ・ケア暦は10年を超えましたが、8年前くらいから県内で開催されている精神障害者のスポーツに積極的に参加させてもらうようになりました。春にはバレーボール大会、秋にはソフトボール大会と年中行事のように毎年参加させて頂いています。
もともと運動は好きな方で最初は身体を動かす気楽な気分で参加を始めました。何年か参加させて頂いているうちに選手のメンバーさん同士もですが、コーチしてくれるスタッフともフランクに話が出来るようになってお互いの性格が分かり合えるようになりました。練習の合間にはくだらない冗談も交わせるようになってきましたし、コミュニケーションの取り方を学べる良い機会になっています。春と秋の大会が近づくとまた練習が始まって楽しい時間を過ごせると思うとウキウキするようになってきました。
 
この病院の素晴らしいところはスポーツの監督さんに患者さんの意見を聞いてくれる人材を抜擢してくれるところです。病院のスタッフも大勢いますが、職員全員が全て良い人とは思えませんし、性格の不一致もありますから。でも、スポーツを愛する気持ちが同じスタッフとは心が通じ合えます。ここの職員さんは日頃から職員同士の仲が良くて横ラインの繋がりがしっかりしています。誰が監督を引き受けてもそれをサポートする仲間意識が素晴らしい。スポーツの監督・コーチ陣には、そう言う人材が抜擢されるのでメンバーさんへのケアも行き届いていて練習も楽しく感じます。だから選手のメンバーさんにはスポーツの担当をしてくれるスタッフは人気があります。

自分も決してスポーツが得意ではないので最初は初心者で何も出来ませんでしたが、8年間継続させて頂いて少しはスポーツを覚えました。それと同時に8年間の経験を生かしてスタッフに意見するようにもなってきました。するとその意見(リクエスト)が通って病院が動いてくれるようになりました。患者の声が届いて病院が動いてくれる姿勢って素晴らしいと感じました。本当に風通しが良いと言うか、下の意見を聞き入れてくれるトップの心の広さには驚きます。

 心の病を治せるのは心だけだと思い知りました。先日も自分が心を閉ざしている時に声をかけてくれて癒してくれたある主婦のスタッフからバレンタインの義理チョコをもらいました。気持ちが嬉しくって涙腺が緩みました。自分の場合は心の病で殻に閉じこもって塞いでいましたが、この主婦のスタッフが心を開いてくれたと今も信じています。今の自分はこの人なしには語れません。自分は一人ではないし、誰かが手を貸してくれているって思えるようになったのはこの人のおかげです。人間らしい心を蘇らせてくれる病院の職員さんには感謝し切れません。温かい心をありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします。