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医療法人せのがわ

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様々な生活障害を乗り越えるために我々が学ばなければいけないこととはなんだろう。たとえばメンバーさんどうしの会話と、カウンセリングなどでスタッフからケアーを受ける時の会話の違いは、視点のレベルとともに、メンバーの社会性の欠如からくる認知力の差が大きいと思われる。スタッフは個別に対応してくれるし、メンバーどうしの会話が無意味というわけでもない。

ただ、他人の生活障害は分かる気がする。自分とだぶっているところがあると認識している部分もある。またああいうところは理解できないと思う部分も各自持っている。それをグループミーティングなどで自己主張できる人はまだいい。自分が抱えている生活障害を自分自身で認識しているとは限らないが、スタッフとの会話である程度の糸口が見えやすいからだ。付き合い下手、金銭感覚の欠如、身の繕いができない、社会性を持とうとせずに内にこもる人、デリカシーの欠如、そういう生活障害をある程度個々の抱えている病気と上手に付き合いながら向上していかなければならないのである。何を学ぶかであるが、まず人の意見を受け入れようとする意思があるかどうかが第一であろう。

次にある程度の自己表現力、いろいろな案件に対して真摯に受け止めようとする姿勢、それに伴う向上心、体力、精神力、それと老いというものと真正面から付き合えるかどうかができて、何かを学ぶスタートに立てると私は思う。と言っても何気ない毎日の積み重ねが学びそのものでもあるし、楽しみながら生活を送り、時々自分や周りの人々を振り返えればそれ自体学び続けるということかもしれない。仲間やスタッフがついているのですから。