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スーパービッグアップルの・・・(アラン・プロスト)
街もすっかりとクリスマスカラーですね。少し暖かすぎて冬ってことを忘れそうなくらいですが、いよいよ年末で忙しくなってくるんでしょう。体調には気をつけましょう。
冬は星が綺麗です。今でこそわざわざ星を眺めませんが、ガキの頃は天体観測なんぞをしていました。興味を持つとなんでも熱中するタイプで、夜の星もいっぱい観ていました。しかし、天体望遠鏡ってのはめちゃめちゃ値段が高くて子供のお小遣いでは買えませんでした。そこで、通販で望遠鏡のレンズだけを購入して自分で望遠鏡を作ったものです。直径10センチの対物レンズと5ミリくらいの接眼レンズとセットで当時1500円くらいでした。ホームセンターで水道用の塩ビパイプを購入して来て、内側をつや消しのスプレーで黒くして焦点をあわせて長さを調節しました。で、接眼レンズのほうを黒いケント紙で丸めて作ったスコープを付けてスライド出来るように仕上げました。家にあったカメラ用の三脚に無理やりに取り付けて星を観ていました。
夕方に最初に観える星が金星(宵の明星)で、それを頼りに星の位置を確認していました。太陽系の惑星はほとんど観ましたね。金星は黄色いだけで、火星は赤いだけでしたが、木星のしま模様と斑点、土星の輪が観られたのには感動しました。倍率20倍くらいの手作りの天体望遠鏡でしたが、実際に観えた時には感動しましたよ。あとは星の群れである星雲を観るのが楽しかったです。肉眼で大体の狙いを付けて、「あの辺り」って感じで観るのですが、これが綺麗で。
天体望遠鏡も、良いものを求めると反射望遠鏡ってのにたどり着きます。凸レンズで光りを屈折させるよりは、凹レンズにメッキをして鏡で反射させるほうが綺麗なものが観られるようです。ハワイにある世界最大の反射望遠鏡『すばる』は直径8メートルほどの鏡をコンピューターで操作してゆがみを調整していますね。ある時雑誌を観ていてこの反射望遠鏡の作り方が書いてある記事を見付けました。それには厚さ3センチのガラス2枚を研磨剤で磨いて凹凸の2枚のレンズを作ると書いてありました。世間を知らないガキの凄さは普通にガラス屋さんに厚さ3センチのガラスを買いに行くじゃないですか。あるわけないっつ~の!厚さ3センチのガラス。「兄ちゃん、厚さ3センチのガラスを買うお金があったら望遠鏡くらいは買えるゼ!」って言われて世の中を知ったガキの頃の話でした。でも、本気で作ろうとしたのですよ。反
射望遠鏡。。。
今だったら星が観える望遠鏡より、未来が観える望遠鏡が欲しいです。(笑)クリスマス・プレゼントでサンタさんがくれないかなぁ~!?