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スーパービッグアップルの・・・(アラン・プロスト)
十五夜を過ぎていよいよ秋本番です。山の紅葉はまだですが、朝晩の涼しさはもう寒いくらいです。小さな秋を見つけては喜んでいるこの頃です。
ガキの頃はよく山で遊んでいましたが、秋の山って面白いです。山もなんとなく無造作に歩いていても道のようなものがあるものです。たぶん、イノシシなどの獣が歩く道(獣道)でしょうが、小枝などを避けて歩こうとすると自然にそんなところを通っています。この裏山を抜けると何処に行くのだろう?的な冒険心で何度も山を歩いてはいろいろと面白いものを見つけていました。国道が出来る前の昔の山道や、語り継がれている伝説なども聞きながら西へ東へいろいろと歩いたものです。秋の山では面白いものを収穫していました。アケビやブイブイ、野イチゴなどを食べていました。川原でサワガニを取っては油で素揚げして食べたり、自然薯なども掘っていました。自然薯ってのはヤマイモの天然モノで、夏場はツルや葉っぱも素人でも簡単に解かるのですが秋のシーズンにはちょっとした知識がないと何処に生えているのか?
まったく解かりません。で、夏場にツルの根っこの部分に印をつけて置くんですよ。
ツルや葉っぱが枯れた秋が食べごろのシーズンで、秋になるとルンルンと掘り起こしに行きます。マツタケも探せばあるらしいのですが、やっと見つけたのはかなり歳を取ってからでした。でも、ゲッチューはしました。1本だけ。。。
近頃は鳴き声も聞かないようになりましたが、キリギリスもこの時期です。バッタの仲間ですが、捕まえるのが難しい虫です。虫取り網で捕まえるのには無理があってコツがあります。皮をむいた玉ねぎを竹の棒に刺して鳴き声が聞こえる付近に差し出すと、キリギリスが玉ねぎに乗ってくるんですよ。そこをパクリと虫取り網で捕まえるのが昔からの方法です。祭りの夜店でも1匹1500円くらいで売っていたりしますが、自分たちの世代では考えられない相場です。自分で捕まえればいいじゃんよぉ~!って感じ。
鈴虫は父親の影響で小さな頃から縁の下で飼育していました。幼い頃は何でこんな虫を飼っているのだろう?って思っていましたが、自分が歳を取ってくると鈴虫の音色は心地良く感じます。今でこそ、鈴虫も珍重されていますが、あまりに身近にいた虫なので逆に新鮮味がなかった幼少時代でした。わび・さびが解かる歳になると、なかなか世の中の環境は変わっていて昔のようには行かなくて・・・。
ノスタルジーに浸っていますが、現実は妄想のファンタジスタな自分ですから。ありえない、空想を思い描いています。なんてナルシスト。。。