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医療法人せのがわ

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勤労感謝の日と言うと、直ぐにパチンコ・ファン感謝デーを連想してしまう人はけっこう多いのではないでしょうか。そろそろ忘年会とかもスタートして街が賑わう時期です。

先週、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』を観て来ました。ほのぼのとした良い作品でした。昭和33年の東京の下町を舞台に心の温まる人情劇でした。テレビや冷蔵庫、洗濯機が珍しかった頃の話で、テレビが我が家に来る日は近所中が集まった日常
の風景を描いています。「もはや戦後ではない!」を合言葉に復興のシンボル東京タワーが建築中の東京で、集団就職を受け入れる小さな町工場の社長が主人公です。向かいの駄菓子屋は売れない小説家の副業で、想いを寄せる水商売の女性から身寄りのない子供を預かることとなります。マヌケな役をさせたらこれ以上居ないってくらいの俳優が2人、吉岡秀隆と堤真一が共演していて面白かったです。CGも、SFとかの空想の世界ばかりではなくて過去の懐かしい風景を描くのにも使われていて、逆に新鮮でした。

今週は、尾道の『男たちの大和』のロケセットを観に行ってきました。映画のロケセットを間近で見るのは初めてのことで感動する反面、あまりのハリボテに驚く一幕もありました。ロケセットは原寸大の大和の前半分を作ってありましたが、主砲や艦
橋部分は後からCGで処理されるようでセットでは省いてありました。作りはベニヤ板を張り合わせてできていて、間近で見ると笑っちゃうくらいハリボテでした。しかし、予告編が上映されていましたが、本編では見事に撮影されていました。まあ、映
画も映像の欠点を観るのではなくて、物語の背景や人間像を観るのが楽しいわけでして。『大和』も当時の戦争が船対船の艦隊戦から空母を主力にした空中戦に時代が移り変わる過渡期に、時代遅れの『戦艦』として建造されたようです。昭和16年に建造されて4年間活躍しましたが、昭和20年4月6日に沈没。乗組員3000余名の内、生存者は270名でした。原寸大のロケセットに行って思ったのですが、デカイです。商業的な利益を生まないまったくの武器(道具)としては、無駄にデカイです。それだけに日本軍の象徴的な旗頭であったようです。そんな時代背景を映画では描いているのでしょうか。観てみたい気がします。せっかくロケセットに行ったのだから・・・
2つの映画に共通するのがCGを昔の映像を再現するのに使ってあるところです。空想の世界と違って現実にあった空間を描いているので、よりリアリティーを求められているようで作り手の苦労が伺える一面でした。でも、作品自体は『三丁目の夕日』
のほうが絶対にお勧めです。実に面白い作品で・・・