- ピアブログ
ピアサポーターの・・・(sai)
GⅢ小倉記念は体力的にボロボロで予想もレースも観られずに夏バテ状態。。。
『ルドルフとイッパイアッテナ』という映画を劇場鑑賞してきました。
黒猫ルドルフのアニメ映画でルドルフが出会った大きなノラ猫に「アナタの名前は?」と聞
いて「オレの名前はいっぱいあってな」という返事が『名前がイッパイアッテナなんですね』
というところから物語が始まります。
飼い猫で世間知らずの子猫だったルドルフがひょんなことからノラ猫と一緒に行動するこ
とになって少しずつ世の中を勉強していく話が、どこか自分のリハビリでの共同住居時代
を思い出させる作品です。
それこそ病院の共同住居ではいろんなことがイッパイアッテナです。
自分の仲間たちには厳しくも感じるであろうセリフもイッパイアッテナでしたが、自分的
にはちょうどいいくらいの刺激的なセリフがいくつかありました。「生きるためには教養を
身につけなきゃ!」とか「絶望は弱虫の考え方!」とか・・・、先輩のノラ猫からたくさん
の教えを身に着けていく辺りも自分の障害者スポーツでの経験に似ていました。
親や飼い主や世間から『捨てられた者』にしかわからないものもあって、そこは作品を観て
いて感情がこみ上げてきましたが。でも、世間も見ず知らずの方が助けてくれたりでこの作
品のストーリー通りでもあります。自分も病院の共同住居時代にもいろんな仲間にケータ
イのことやメールの仕方、ゲームやパソコンなどいろんなことを伝えてきましたし、逆に仲
間から刺激を受けて自分が学ぶこともありました。アパレル関係に就職希望の方で洋裁の
学校に通われている方から刺激を受けてミシンの使い方を学んだり、料理の元板前さんか
ら野菜の切り方や飾り切りを教わって料理教室の時にチャレンジしたり、共同住居で一緒
に生活していた方が何気なく調味料を使っていることや簡単な料理のアレンジをしている
のを見てヒントを掴んだりで・・・、ホントに些細なことで刺激を受けたり刺激されたりで
病院の共同住居には先人たちの知恵と工夫がイッパイアッテナです。自分1人ではどうに
もならないこともありますし、世の中を生き抜くにはいろんな人と出会っていろんな経験
をしていろいろな問題もあって、でも仲間が助けてくれて集える場があってという作品で
した。なんか作品を観た後に自分のしゃべり方が「~~がイッパイアッテナ!」になってい
るのが笑えましたが、この映画を見た方にはわかりやすいことだとも思います。身の回りの
問題や困りごとも笑いに変換するときに「だから~~がイッパイアッテナ!」で切り抜けら
れる気がします。自分も日々『生きづらい』ですが、「オレも問題や困りごともイッパイア
ッテナじゃけどなんとかなるし、ど~にか生きとると楽しいことがイッパイアッテナ!
なんよねぇ~!?」ってな感じっしょねぇ。。。
リオ五輪も始まってスポーツ観戦が熱い夏ですが気がつけば立秋だったりで。。。