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医療法人せのがわ

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マイルチャンピオンシップはダノンシャークが勝利してもち馬券はハズレ。。。

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 第4回べてる楽会in広島を開催しました。

北海道浦河の『べてるの家』のみなさんを広島に招いてイベントをして今年で

4年目になります。べてるのみなさんのスゴイところは『ありのまま』という

ことです。幻聴が聞こえていても妄想があってのそれはすべてその方の現実と

とらえて「○○さんの現実ではそうなんですね」と周りの方も認めるということです。

一切の否定もなくていろんな難しさを『その方の苦労』ととらえて「そういう

つらさがあるんですね」とわかってもらえる『場』でしょうか。自分は別にべ

てるのファンでもありませんし、広島をべてるにしたいのでもありません。

しかし、べてるのみなさんが取り組んでいる『当事者研究』という考え方や、

仲間の他者理解や、障害者への接し方など学べる部分があり過ぎていつも感心

しています。ちょっとした工夫や物の見方の角度を変えることで周りの方から

感じられる部分が『困った人』から『苦労されている人』に代わるのが面白いです。

こういうちょっとしたヒントをもらえるだけで、精神障害者の方の生きづらさ

が楽になることがべてるの楽しさです。例えば自分のつらさを上手く言葉に表

現できない方や、逆に一度喋りだすと話が止まらない方や、暴言を吐く方、顔

に表情がない方などなんでもアリなのがべてるの良さで、それを受け入れる場

がいいですね。精神障害者の方はいろんなことを頑張ろうとされるのですが、

それができずに『あきらめる』と自分自身が障害を『みとめる』ことができま

す。自分の障害を認められると、けっこういろんなことができる・・・この矛

盾がべてるなのだと思います。実際に広島に来て頂くべてるのみなさんの病状

や症状はとても重たくて、とても他県に発表に行けるとは思えないように自分

も感じています。しかし、毎年いろんな当事者の方を北海道からはるばる来て

頂いて発表されるべてるのみなさんはとても明るく楽しい方々ばかりです。

この『なんでもアリ』な発想が多くの当事者に勇気を与えて「自分もなにかで

きるのじゃないか?」と思わせてくれるのがべてるなんでしょうね。

自分も自分自身の将来のヴィジョンを持てないタイプなので自分の1年先の姿

や何年後の自分という未来像はありません。しかし、去年に職についてもう直

ぐで勤務2年になります。ある方から聞いた話では「定職に就いて3年間経つ

とマイカーローンが組める」と言われました。自分の今の『夢』は、最近流行

りだした軽四自動車の2シータースポーツカーの新車購入です。自分を現実検

討できていると『かなり無理』ですが、夢をもって目標に少しずつでも歩を進

めないと何もできないので夢は夢として頑張ります。自分も障害者には無理と

いう概念の枠を壊したいのかな。。。

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 今年もキティーちゃんボジョレを購入して今年のブドウの味を堪能しました。。。

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