- ピアブログ
ピアサポーターの・・・(sai)
4月になりました。新年度ですし、気持ちを引き締めて自分を磨きたいです。。。
障害者の支援という時に『本当に困っているのは誰だ!?』のキーワードは
とても大切だと思います。
これはみんなわかっているつもりでも、実際はけっこう自分のわがままで他人
を動かそうとしていることが多いはずです。「あの人が~してくれないから困
る」というのは自分の目線で相手を変えようとしていますね。「自分は~した
くないのに、誰々が~しろというからしている」ってよく聞く言葉です。
精神障害者はできないことがたくさんありますが、支援者やご家族は自分の目
線で当事者に「~させる」という意識が強いと思います。学校に行きたくない
子供に学校に行かせようとするとか、病院に行きたくないのに行かせようとす
る、病院から退院したくないのに退院させようとするなど、どれも同じ問題に
感じます。精神障害者が~したくないというのには理由がありますし、そこを
察して理解できないと当事者には何も支援ができないとさえ思います。
支援者やご家族の想いと、本人さんの想い・希望がズレているのではないでし
ょうか。これはおそらく、支援者やご家族が自分の思い込みの『枠』に子供や
当事者をハメ込もうとしているように感じます。子供は親の『おもちゃ』では
ありませんし、当事者も支援者の思い通りになるわけではありません。いろい
ろとできないことが多い精神障害者も1人の人間としての尊厳があります。
「~したくないのに~させたい」というのは誰が何に困っているのでしょうか?。
~しないから・~できないから困るでしょう!という目線らしいですが、しな
いから・できないからといって本人さんが困っているのではなくて支援者やご
家族が心配しているだけのケースがよくあります。例を挙げると、金銭管理な
どで苦労する当事者にご家族が過剰な支援をするとか、洗濯・炊事・家事など
を当事者にさせずに全て支援者がしてしまうなどです。では、金銭管理ができ
ないと、炊事・家事ができないと困るのは誰でしょう???自分の経験上の事
実例として『引きこもり』などでも感じました。家族や周りの支援者が心配し
てくれるからこそ余計にでも引きこもっていましたし、でも家族や周りの支援
者が呆れてスルーし始めると、それに逆らいたくなる自分がやがて『一歩』を
踏み出します。「なぜ?~したくないのか?」というのには意味があるはずで
すし、「~したくない」という気持ちを「~してみたい」という気持ちにさせ
るのが良い支援ではないかと思います。「~してくれないから困る」というの
は自分のわがままで、本当に大切なのは本人さんが「~したい」という気持ち
になってもらえることだと思います。当事者さんが~したくなるように暖かい
目線で見守り支援することが、これからの自分の仕事にも活かされる気がします。。。
プロ野球も開幕しましたが、カープは惜敗ですね。
だから応援したくなるのか???