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医療法人せのがわ

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G1『菊花賞』はゴールドシップが見事に勝利でしたが馬券は取れずにトホホ。。。

 

 

 精神障害者の生きづらさを当事者発表して来ました。

ヘルパーさんの研修会で精神障害者への対応の仕方や障害理解について話をし

て来ました。

自分がヘルパーさんを利用せずに生活しているので、今一つ自分でも精神障害

者のニーズがわからない点もありますが、自分の経験で感じる部分を話して来

ました。地域で生活されている多くの精神障害者は親や家族が援助しているか?

ヘルパーさんを利用されています。ほとんどの方は整理整頓が苦手で部屋が汚

いとか、お風呂に入らない、服を着替えない、1人で買い物ができないなどの

生きづらさを抱えています。整理ができないのは頭の中が混乱していて、何を

どうして良いのか?わからなくなっている状態なので、注意したり叱ったりし

て治る話ではありません。いわゆる精神病の不理解に根性論や気の持ちようで

解決しようとされて、『頑張れ!!』と言われると余計に体調が悪くなるのが

普通の精神障害者です。病状の中には気が短くなるなどキレやすくなったり、

鈍麻な感覚になったり、他人を気遣えないなどあります。特性としては脅迫的

な不安症状から極端に決まったルーティーン行動を取られる方が多いので、逆

にその特性を利用して『これをしたら次はこれをする』と順番が決まっている

と仕事や役割もこなせられるところがあるようです。その他にも0or100

思考と言って白か?黒か?はっきりしないと気が済まなくて、グレーゾーンの

ようなあいまいなちょうど良い頃合いが苦手などもあります。生活や性格にも

極端なところがあり、例えば『待ち合わせ』などをすると不安から約束時間の

1時間以上も前から待っている方も居れば、逆に遅刻してもドタキャンしても

まったく気にされないマイペースな行動を取られる方も居ます。どちらも両極

端で社会性に欠けているように見えますが、これらは病気の症状なので本人さ

んが悪意を持ってしている行動ではありません。当事者研究とかSSTやグル

ープピアカウンセリングなどでも、『自分の弱さの情報公開』をすることがで

きるとかなり客観的に自分を分析できて体調管理や病状のコントロールなどに

役立ちます。自分が怖いと思ったり不快に思ったりするなら、距離を置いたり

逃げたりするのも悪くないですし、逃げることは負けではありません。自分た

ちがよく言うアドバイスに他人と自分を比較してネガティヴになる方に『トマ

トはトマト。メロンはメロン。』と言って、トマトはトマトの味で良いはずで

メロンになれなくても立派な食材ですと伝えています。世の中には無くて良い

ものなんて何もなくて、悪があるからこそ正義だってあるのです。人生には正

解などなくて、それぞれが自由に生きる権利があるはずですね。可能性は無限

大にあるはず。。。

 

 

 仲間たちが頑張っているバザーに出向いて楽しんで来た週末でした。。。

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