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第5回 リカバリー・パレード「回復の祭典」inヒロシマが行われました。
9月19日(日)、 第5回 リカバリー・パレード「回復の祭典」inヒロシマが行われました。当日は、当法人の職員も参加いたしました。
リカバリー・パレードは、依存症、心の病に対する無理解・偏見・差別を取り除き、回復しやすい社会を作るために以下の目的を掲げています。
(1)私たちは回復者・家族・友人・支援者・賛同者がともに回復(以前よりも良くなったことを喜べる状態)を喜び合い、社会にアピールします。
(2)私たちは依存症、心の病から回復するための手助けをします。
(3)私たちは回復者(団体)同士の交流を深め、社会との協力関係をつくります。
(4)広島における実践活動に関する情報を、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて提供し、全国各地においてリカバリー・パレード『回復の祭典』を同時多発的に開催できることを目指します。
医療法人せのがわでは、今後も当パレードを通じて、依存症、心の病に対する無理解・偏見・差別を取り除き、回復しやすい社会の実現を図っていきたいと考えています。
リカバリーパレードとは?
米 国では政府が、すでに25年も前から9月を「回復の月間、National RecoveryMonth」として、「物質依存や精神障害を有する人たちが、治療と精神保健サービスによって、回復を成し遂げ、有益な人生を過ごすこと ができる」とのメッセージを広めています。依存症者や心の病をもつ人たちへの無理解・偏見・差別が孤立を生み、回復をはばんでいます。わが国でも漸く平成 22(2010)年9月から、東京・新宿で依存症をはじめとする心の病や生きづらさを抱える当事者・家族・友人・支援者・賛同者が、おそろいの青空色のT シャツやパーカーを着用、パレードを展開し、回復の喜びをアピールしています。当事者が回復の姿を見せるリカバリー・パレードの活動は、広島県で実施して いる「すべての障害児者と市民を結ぶひろしま県民会議」による「あいサポート運動」の理念や内閣府・厚生労働省が推進している「心のバリアフリー宣言~精 神疾患を正しく理解し、新しい一歩を踏み出すための指針~」の理念を社会に反映していくための非常に有効な運動の一つであると考えております。また、現在 なお高い水準を維持している自殺者数を減らすことにもつながる運動であると確信しております。
「リカバリー・パレード「回復の祭典」」について
「リカバリー・パレード「回復の祭典」」は、回復者が自分たちの回復の喜びを分かち合うと共に、回復者を通じて状態を見てもらい、地域社会が「回復は可能であり、現実である」ことを認知し、より多くの人たちが回復を信じ実現できる社会を目指す活動です。