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医療法人せのがわ

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DPAT(Disaster Psychiatric Assistance Team)とは〉

自然災害や犯罪事件・航空機・列車事故等の集団災害が発生した場合、被災地域の精神

保健医療機能が一時的に低下し、さらに災害ストレス等により新たに精神的問題が生じ

る等、精神保健医療への需要が拡大します。このような災害の場合には、被災地域の精

神保健医療ニーズの把握、他の保健医療体制との連携、各種関係機関等とのマネージメ

ント、専門性の高い精神科医療の提供と精神保健活動の支援が必要です。
 このような活動を行うために都道府県及び政令指定都市(以下「都道府県等」という。)

によって組織される、専門的な研修・訓練を受けた災害派遣精神医療チームがDPATです。

(厚生労働省ホームページより)

 厚生労働省が企画した国家事業で、他県では国公立病院が指定される中、唯一広島県のみ

 は民間病院として当院がDPAT先遣隊として指定されています。

 平成278月の広島土砂災害でわ、全国で初めて当院や県、市の精神保健福祉センター

 のDPATチームが先遣隊として参加しました。

 

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DPAT研修の様子〉

DPAT(災害派遣精神医療チーム)の先遣隊研修(平成2781日~2日)に

瀬野川病院職員3名(Dr、看護師、PSW)が参加しました。

全国より精神科病院のスタッフが集まり、都道府県でチームを作り研修を行いました。

沖縄から青森までの精神科病院のスタッフと連携を取りながら研修を行い、日頃使用し

ないような衛星電話などの災害時に必要な装備実践も受けました。

余談ですが、災害時にはホワイトボードもないため「どんなところでも貼れるSHEET

は驚きました、静電気で壁に張り付くようになっており壁に貼り付けて文字が書けるよ

うになっていました。

2日間の研修で、1日目は講義と演習で2日目は演習と演習の反省でした。

講義では災害派遣時に必要な知識、演習では実践を想定した課題解決でした。

難しい課題を解決していき、広島チームもチームの凝集性が高まって行きました。

DMAT(災害派遣チーム)のスタッフも講師で来られ、体験や講義でDPATとの連携の必

要性を話してもらいました。

災害時にDPATとしてどのような形で参加できるかわかりませんが、広島県でも災害が

ありました。その時に他県から応援物資や救助に来てくれました。災害では被災した地

域だけでは問題を解決できません、協力が必要と思います。今回学んだことを災害時に

派遣された場合は「患者様の気持ちに寄り添える」ようにと強く思いました。