KONUMA記念依存とこころの研究所
最近の主な講演
- 瀬野川病院におけるアルコール依存症の診療と地域医療連携 令和3年度かかりつけ医依存症等対応力向上研修会 富山県医師会館&Web 2022.3.1
- 医療機関におけるアルコール依存症の支援の実際 広島県アルコール健康障害相談員等フォローアップ研修 広島県立総合精神保健福祉センター(web) 2022.2.16
- 瀬野川病院での実践から精神科病院におけるアルコール依存症の減酒治療を考察する 2021年度アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会スポンサードシンポジウム 津&Web 2021.12.18
- 若者に多いネット・ゲーム依存の現状と医療における支援について 令和3年度広島県高等学校保健会三次地区支部第1回保健会 庄原格致高等学校(庄原市) 2021.11.24
- 処方薬依存・買い物依存の理解と支援 精神保健福祉相談員研修会 広島市精神保健福祉センター(広島市)(web)2021.10.29
当研究所の主な活動
- 依存性薬物を使わないための啓発
- 依存性薬物が神経伝達物質等に及ぼす影響に関する研究
- ギャンブル依存等のプロセス依存における脳機能に関する研究
- 依存症等の症状の複雑化・重症化を防ぐための早期発見・早期治療に関する研究
- 依存症等の慢性化予防・再発予防のためのリハビリテーションに関する研究
- その他、地域精神保健の向上に寄与する研究や啓発
加賀谷有行 所長のプロフィール
略歴
昭和62年3月に広島大学医学部を卒業し、平成4年3月に広島大学大学院医学系研究科を修了した。博士(医学)。大学院生の時に瀬野川病院に非常勤医師として勤務し、津久江一郎(現:会長)の教えを受けた。
昭和63年10月から約3年、国立精神・神経医療研究センター疾病研究第三部で神経精神薬理学研究の基礎を学んだ。その後、広島大学医学部神経精神医科学講座で助手・講師を務め、研究に従事し後進の指導に当たった。
平成14年4月から平成28年8月まで、広島国際大学教授として、主として精神保健福祉士・社会福祉士の養成に従事するとともに、学生相談室長、保健室長、学生部長などを歴任した。
平成28年9月より、初代研究所所長 小沼杏坪先生の後任として、医療法人せのがわKONUMA記念依存とこころの研究所において、研究や啓発に従事している。
専門分野
- 神経精神薬理学
- 労働者のメンタルヘルスと飲酒問題
- 大学生のメンタルヘルスと飲酒問題
- 精神腫瘍学
- 依存性物質の脳内作用
主な資格
- 精神保健指定医
- 精神科専門医・指導医
- 精神科薬物療法研修会修了
- 日本医師会認定産業医
- 精神腫瘍学の基本教育に関する指導者研修会修了
主な渡航歴
- 平成2年4月~5月 共同研究:ケースウェスタンリザーブ大学(クリーブランド)
- 平成7年9月 シンポジウム:第2回感情障害の治療指針に関する国際会議(エルサレム)
- 平成8年6月 プレナリーレクチャー:第2回アジア・オセアニア生物学的精神医学会議(ケアンズ)
- 平成9年12月 シンポジウム:第36回アメリカ神経精神薬理学会年会(ハワイ)
- 平成10年11月~平成11年3月 留学:国立精神保健研究所生物学的精神医学研究部およびユニフォームド・サービス保健大学精神科行動薬理学研究室(ベセスダ)
- 平成13年7月 シンポジウム:第7回世界生物学的精神医学会(ベルリン)
主な日本語論文
- 加賀谷有行、津久江亮大郎 (2021) アルコール依存症診療に関する広島県アルコール健康障害サポート医の意識調査の報告 広島医学 74:481-489.
- 豊田ゆかり、加賀谷有行、下原篤司、津久江亮大郎、岡本泰昌(2021)当法人における飲酒量低減薬(ナルメフェン)を用いたアルコール依存症の外来治療成績 広島医学 74: 226-231.
- 近藤あゆみ、石田惠美、大上裕之、加賀谷有行、酒井ルミ、佐藤嘉孝、松岡明子、室屋亜希子、森由貴、白川教人、高橋郁絵、森田展彰(2020)薬物依存症者をもつ家族を対象とした心理教育プログラムの効果評価-介入6ヶ月後の変化を評価した縦断調査結果より- 日本アルコール・薬物医学会雑誌 55: 11-24.
- 加賀谷有行、下原篤司、津久江亮大郎、下原千夏(2020) 当法人における認知行動療法プログラムを用いたギャンブル障害の診療の試み 広島医学 73:29-33.
- 豊田ゆかり、加賀谷有行、古庄立弥、前正秀宣、清水賢、津久江亮大郎、下原千夏 (2019) 瀬野川病院に入院したアルコール依存症者に対する依存症リハビリテーション・プログラムの実践とその転帰 日本精神科病院協会雑誌 38: 267-271.
- 加賀谷有行、津久江亮大郎(2018年度) 瀬野川病院および関連施設における依存症診療や啓発活動 日本アルコール関連問題学会雑誌 20: 125-129.(2019.5発行)
- 花岡晋平、平田豊明、谷渕由布子、宋龍平、合川勇三、山崎信幸、撰尚之、加賀谷有行、津久江亮大郎、門脇亜里沙、今井航平、佐々木浩二、松本俊彦(2018) わが国の精神科救急医療施設における危険ドラッグ関連障害患者の治療転帰に関する研究 日本アルコール・薬物医学会雑誌 53: 212-225.
- 加賀谷有行(2018) 広島県アルコール健康障害対策検討ワーキンググループ(平成29年度)広島県アルコール健康障害対策検討ワーキンググループ報告書 広島県地域保健対策協議会調査研究報告特集号(平成29年度) 廣島醫學 71: 897-905.
- 花ノ木まどか、加賀谷有行、古庄立弥、津久江亮大郎(2018) 当院における薬物依存症患者に対するせりがや覚せい剤再使用予防プログラム(SMARPP)の経験 廣島醫學 71: 527-530.
- 津久江亮大郎、加賀谷有行、村中信一、池田尊司、村田真治(2018) 瀬野川病院におけるデイケア等の外来治療プログラムについて デイケア実践研究 21: 59-65.
- 加賀谷有行(2018) 薬物依存と治療プログラム 今日の治療指針 私はこう治療しているVolume60 (総編集 福井次矢、高木誠、小室一成) 医学書院 pp.1010-1011.
- 加賀谷有行(2017) ニューロステロイドと気分障害.HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY 24: 139-144.
- 加賀谷有行、山崎正数 (2015) 先達の論文から不眠症治療を再考する―富士川游先生の時代の不眠症治療から学ぶべき事― 東広島地区医師会雑誌「竹林」 28: 11-15.
- 加賀谷有行、山脇成人 (2005) うつ病とサイトカイン (特集-サイトカインと神経臨床 高次脳機能とサイトカイン) CLINICAL NEUROSCIENCE 23: 917-919.
主な英語論文
- Matsumoto, Kagaya, et al. (2020) Risk Factors for the Onset of Dependence and Chronic Psychosis due to Cannabis Use: Survey of Patients with Cannabis-Related Psychiatric Disorders. Neuropsychopharmacology Reports 40: 332-341.
- Kagaya, et al. (2003) Mood disturbance and neurosteroids in women with breast cancer. Stress and Health 19:227-231.
- Kagaya, et al. (2001) Plasma concentrations of interleukin-1beta, interleukin-6, soluble interleukin-2 receptor and tumor necrosis factor-alpha of depressed patients in Japan. Neuropsychobiol. 43: 59-62.
- Kagaya, et al. (1993) Homologous desensitization of serotonin-2 receptor-stimulated intracellular calcium mobilization in C6BU-1 glioma cells via a mechanism involving calmodulin pathway. J. Neurochem. 61: 1050-1056
- Kagaya, et al. (1990) Serotonin-induced acute desensitization of serotonin2 receptors in human platelets via a mechanism involving protein kinase C. J. Pharmacol. Exp. Ther. 255: 305-311
厚生労働科学研究
- アルコール依存症の早期介入から回復支援に至る切れ目のない支援体制整備のための研究
研究代表者:木村充(久里浜医療センター)
分担課題「依存症の専門医療機関の実態と求められる機能についての調査」
研究分担者:加賀谷有行(瀬野川病院KONUMA記念依存とこころの研究所)
アルコール・薬物依存症に対する精神訪問看護マニュアル
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