理事長挨拶/基本理念
理事長ご挨拶
「自分や自分の家族が受けたい」と思うような治療を。当法人は、令和3年で55周年を迎えました。
前理事長 津久江一郎 が開設した当時と比較すると、精神科を取り巻く環境は、随分変化していると思います。少し言い古された言葉を借りると、「入院中心から地域中心」の精神科医療への変化です。地域中心の生活といいますのは、ただ単に退院される方が増えたという事ではなく、当法人を利用されている方が、通院や施設利用をしながら、仕事をし、学校に通学され、家庭を持ち、生活を支え、そして、様々なコミュニティに籍を置き、家族や友人、仲間を持ち、地域づくりの一員として生活をされる場面や時間がふえているという事だと思います。
そして、これからの精神科医療は、様々な選択肢があり、それを自由に選ぶことが出来るものになっていると思います。法人の中には、医療部門である病院やクリニック、教育や予防及び啓発を担う研究所、在宅医療を行う訪問看護ステーション、地域生活の支援では、入居支援事業所であるグループホームや通所支援を行う地域活動支援センター・相談支援事業所、就労支援に特化した就労移行支援・就労継続支援B型事業所と、幅広くご相談をお受けできるようにしております。
また、広島県や広島市から受託している業務は多く、精神科救急医療センター、精神科救急情報センターや依存症(薬物・アルコール・ギャンブル)拠点医療機関、広島市東部認知症疾患医療センター、災害時にはDPAT先遣隊の派遣も行い、地域医療にも力を注いでいます。
昨今は、厚生労働省からの施策として「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」が示されています。この取り組みを、一つの団体や組織だけで成し遂げようとするのには、限界があると思います。医療法人せのがわでは、創立当初から掲げる「いつでも どこでも だれでも」という理念を大切にし、先に挙げた法人内のどの部門においても、当法人を利用される方が、より健康的で質の高い生活が送れるように、他の組織や機関との連携もとりながら、全職員が取り組んで行く所存です。
医療法人せのがわ 理事長
下原 唯千夏
基本理念
「いつでも、どこでも、だれでも」
時間をえらぶことなく 必要とされれば、
どこへでも駆けつけ、
そして、扉をたたくすべての人に、
「あたたかい医療の手」を さしのべることです。
“Warm & Bright”
明るく、あたたかい病院づくり
それが、私たちのテーマです。
私たちは、患者様に明るさと思いやりのある優しさで、
常に笑顔で対応します。
私たちは、患者様の立場に立ち、私たちも受けたいと思うような、
良質な医療サービスを目指します。
私たちは、医療法人せのがわに誇りと責任を持ち、
プロフェッショナルとして向上するために日々研鑽し働きます。
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