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医療法人せのがわ

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GⅠ有馬記念は凱旋門賞組を切った馬券で勝負するも見事にハズレ。。。

『明石家サンタ』を見ながら年賀状の作成をしたりでばたばたな週末。先週のCPカウンセリングで話しをした自分のエピソードから・・・。
僕ちゃんも精神疾患になって最初はなにもわからなかった。自分のことも病気のことも。状態がよくない急性期を抜けて、ぼぉ~っと過ごす安静期になってから少しずつ自分のことに関心をもちはじめて。僕ちゃんが発病した当時のころは病名を患者さんに告げない時代やったけど、今は早期発見・早期治療で病名も告知する時代っすね。
で、自分の病気のことを知らなかった僕ちゃんは、当時のデイケアメンバーさんに自分の病名を聞く。そして地活のパソコンをつかって病名を検索すると『なるほどねぇ~』っと感心したことを想い出す。僕ちゃん内心『まったくこの病気じゃろぉ~』と納得。それからはネットでその病気の勉強をして次第に病院職員が参加する研修会なんかにも行きはじめる。正直『支援者さんらがどこまでわかっているのか?』という気持ちじゃったけど以外にもしっかり病気のことを分析されていた印象。でも、当時の僕ちゃんがしていたピアサポートは我流の独自の『僕ちゃん流』やった。やり方も自分流で今から考えるとずいぶんと『押し付けの支援』だった気もする。僕ちゃんのピアサポートのやり方にその当時に信頼できるスタッフから「もう、あなたは家族とか支援者の立場で学びなさい」と声をかけられて。次第にいわゆる支援者サイドの支援のしかた・こころがけなんかを学んでいって・・・。
で、家族会の当事者発表の質疑応答でご家族の方が「ウチの子は、足が縛られているっていう~んじゃけど、もちろん足はなんにも縛られていなくて」と「そんなときはどうすればいいんですか?」と聞いてくる。僕ちゃんは「ご家族の方は子どもさんにどういう声をかけたんですか?」と聞く。するとご家族「足なんて何も縛られてないよ、なんでそんなこと言うん?」僕ちゃんは「そんなこと言われたらボクが子どもさんの立場なら『この親にはわかってもらえんわぁ』と、もう何も話さんようになるでぇ」っと「そうじゃなくて『それはたいへんねぇ~、どうやったら?足が縛られているのがとけるかねぇ~?』っと一緒に考えてあげんっとぉ~」と説明的なコメント。ご家族はまるでハトが豆鉄砲でもくらったような顔で僕ちゃんは内心『ご家族にはなにもわからんじゃろぉ~ねぇ~笑』。ご家族は『なおってほしい・できるようになってほしい』という期待値が高い。でも、支援者とかピアサポーターの僕ちゃんらはまずできないことを認める、病気がなおることを目指していない。少しでも本人さんらしく・たのしく生きる・生きづらさから解放されることを考えて支援(サポート)する。なかなかご家族とは考えにすれちがいがあってむずかし~ね~な話し。。。

よいお年を~。。。