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  • 『すぐ死ぬんだから』

著者:内館牧子
発行年月日:2018年9月
出版社:株式会社 講談社

 

こんにちは、Side&bisです!

令和、最初にご紹介する作品は、とにかく面白い作品です。

主人公の女性は、78歳。しかし、信条は決して年に妥協せず、若々しくいる事。
その思いの通り、同窓会でも同級生の女性からはジェラシーを感じられ、男性からはモテてしまうくらいの装い。
性格は、とってもさっぱりして、気風がいい。

本書を読み始めて始めは、こんな女性が、子育てを終え、営んでいた酒屋を息子夫婦に無事に引き継いでもらい、
優しい夫と二人で暮らす、幸せな生活・・・そんなのんびりとした内容なのかな・・・と思っていたのですが、
突然、夫が亡くなるという事態・・・悲しみに暮れる主人公の女性・・・
私は、ここまで読んで、「きっとこの本は、永年連れ添った夫を亡くした後、いかに余生を生きていくかが書かれてあるのだろう」と
思ったのですが、なんと、夫が亡くなってから、知らなかった夫の一面が発覚する事になり、どんどん話が展開して行きます。

この本は、本当に面白い!特に女性の中でも主人公と同じシニア世代の方は、とても共感できるところがあると思います。

私も久しぶりに、本から目が離せなくなり、この小説を読み終える時は、「あーもう主人公のハナに会えなくなってしまうのか・・・」と寂しくなる感覚まで持ってしまい
ました。
この連休の読書に、楽しく読める、お勧めの1冊だと思います。

 

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