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医療法人せのがわ

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GⅡ弥生賞は堅い決着予想も大荒れであの馬券は取れなくて当たり前な気分。。。

先日に国分太一の『男子ごはん』の録画を観ていて。しんぺいちゃんが『茶わん蒸し』をつくってて「なんか自分にもできそ~」と思いつくってみた。


茶わん蒸しには想い出があって・・・。障害者スポーツの大会後の慰労会で「なにか?食べたいものはありますか?」と聞かれて自分は「茶わん蒸しが」と答えた。多くの仲間は肉が好きなようでいつも『すき焼き』ばかりだったので握り寿司と茶わん蒸しをリクエストすると当たり前やけど寿司はお店の商品だったけど茶わん蒸しは職員さんが手作りで出してくれて。なんか手作りだったのがうれしく感じてその日はとてもいい想い出として記憶に残ってる。
よく仲間のSNSもきれいな場所とか高級な食材・料理など見かけるけどお金で買えるものより下手くそでも手作りのものが温かみを感じます。ピアサポートも相手を思う気持ちが大切で『どうしたら喜ぶだろう?』の連続です。仲間は『?』な反応・言動・行動もありますが「たぶん~~と思ってるな!?」など相手を観察して気持ちを察してあげると「~~すると喜ぶかな?」とか考え始める。
自分も茶わん蒸しをつくってて何の具材を入れてどういう火加減がいいのか?思案することで茶わん蒸しの出来上がりを想像する。すができたら火加減が強かったのだろうと反省するし卵液の固まり具合も確認しながら蒸し時間なども学び始める。料理をするためにはキッチンや食器もきれいに洗ったり材料を切りそろえたり調味料を用意したりでやはり考える。お金を出せば出てくる商品ではなにも考えないのかな?とか自分では感じていた。
障害者スポーツの慰労会でも仲間は『肉が食べられて当たり前』な感覚だったと思うし『美味しい』という気持ち・感情・味覚もない雰囲気だったし。他人の気持ちを感じないのが精神疾患の症状・病状でもあるのでそれも仕方ないことでしょうし。でも、なにかのきっかけで少しずつでも気づくことに期待もする。今回の想い出話では『茶わん蒸し』を食べたいとリクエストした自分に職員さんが『茶わん蒸しを食べてもらおう』と努力したはず・・・と自分がわかった・感じたという話。たかが茶わん蒸しをつくるだけで自分はいろんなことを学んだ。自分でやってみると簡単ではないしそこに隠されている苦労もわかってくる。
自分も精神疾患の当事者として以前は病院職員さんの苦労・つらさは見えていなかったし感じていなかった。今は自分が病院職員としていろいろな困難さと苦労をかかえて当事者さんと接しサポートする側の努力・気遣い・思い入れなどがわかってきた。なにごとも簡単ではないけど無駄な努力などはなく自分ががんばったことは相手には伝わるしそれは支援者でも当事者でも同じ人間として平等かな。。。

事務用品も『きらり』の想い出が。。