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  • 『ハーバードメディカルスクール式 人生を変える集中力』

著者:ポール・ハマーネス
マーガレット・ムーア
ジョン・ハンク
翻訳:森田由美
発行年月日:2017年11月17日
出版社:文響社

こんにちは!said&bisです。
今年最後にご紹介する本は、『人生を変える集中力』です。
しかも、ハーバードメディカルスクール式!! とっても、効果がありそうなタイトルです!
こういった類の本は、大体実験を元に書かれてあるので、実験のプロセスだけでも、説明が長くなり、それなりにボリュームは大きいのですが、
分かりやすく書かれてあるので、分厚くても、読みやすい本です。

本の中では、「トップダウン式整理法」(頭の中から始める整理整頓法)といって、短時間で多くの用事をこなし、しかも達成感まで味合わせてくれる6つのステップが書かれて
あります。特に、日常では1日のスケジュールがたくさん詰まっていて、やる事リストは一杯あるのに、1日終わってみるとどれも片付けられなかったとか、
物の整理整頓がうまく行かず、探し物をする事が多い人などに対して、思考の整理方法、気持ちの切り替え方をアドバイスしてくれます。
そのアドバイスをしてくれるのが、ハーバード大学の心身の健康を高めるコーチングを行う、ポール・ハマーネス医師と、マーガレット・ムーア医学研究所所長
のお二人で、ポール医師が脳内の解説をし、マーガレット所長が脳の機能をいかに使いこなすか、という2つのステップで、指導をしてくれます。

車を運転しながら、スマホをいじる。本を読みながらテレビを付け、メールを書く・・・等、私たちの生活には、注意散漫になる様々な環境が揃っています。
一度に沢山の事を行う事をマルチタスクといい、何役も一度にこなす人をマルチタスクの達人等と呼ぶこともありますが、車の運転に例えると、同時に3つの方行に車を走らせる
事は出来ないという事は誰にでもわかる事で、マルチタスクの行きつく先は、結局どの用事も最後まできちんと仕上げる事が出来ないというのが、結論だそうです。
だったらどうすれば、多くの課題や刺激に対して私たちは、きちんと処理していけばいいのか・・・についての方法がこの本に書かれてあります。
特生産性をあげるのは、同時にやる事ではなく、「スイッチの切り替え」だと著者らは言います。一つ一つに集中して片付けて行く事・・・当たり前のようですが、
沢山の課題が目の前に山積みになっていると、やはり一つ一つへの集中した作業は、出来ていない感じがしませんか?
しかも、スイッチの切り替えが出来る人というのは、思考の柔軟性も伴うとの事で、新たな発想や、ひらめきも湧きやすくなるそうです。

マルチタスクというのは、ジャングリングをしていて、一見すべてのボールを回しているように見えるが、結局全部のボールを落としてしまう・・・という結果を招く
という例え話も本の中にありますが、ボールを落とす事無くジャングリングするように、一つ一つにきちんと対応する事を、自分が心に決めて行動する事が大事です。
また、整理能力というのは、私達の脳には本来、備わっているものだそうです。
もうすぐ、新たな年を迎えます。来年は、この整理能力をしっかり使って、一つ一つに集中したいと思います!

皆様、良いお年をお迎えくださいませ!

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